誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

映画「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」を観ました

以前、映像が変わっているというお話を聞いてから興味を持っていた作品。 

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

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全編86分間、1シチュエーションということで、ずっと車中の男性を映していて、その車からの電話連絡のみで物語が進行していきます。

 

特に説明のないまま、車は動き出します。

どうやら病院へ向かっているらしいけど、詳しい事情がよく分からない。

主人公は運転中に病院や家族、仕事先に連絡しているので、その会話から段々と彼の事情が分かってくるのですが、どうやら相当厳しい状況のようです。

 

映像が車中の男性のみで、物語としても緊張感はあるけど驚くような仕掛けがあるわけでもなく、人によっては退屈に感じるかもしれません。当たり前ですけど、電話をかけたり、かかってきたりが頻繁なので、私はそれほど退屈をしませんでした。尺もそれほど長くないですしね。

 

とは言え、広くお勧めできるかと言えば、そうでもないように感じます。

 

ジャンルとしてはサスペンスだけど、会話の妙によって物語が変化していくというわけでもなく、扱っている内容も凡庸なので、わざわざ観る必要はないのかな、と思ってしまいます。もう少し、会話のやり取りが物語の面白さに繋がったら良かったなあ。

 

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桃白白という人

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ドラゴンボールの1シーンから、それができるなら実際にはどんな力が必要だったり働くのか、というお話。

まあ、舌で人を殺してしまうような人ですし、運動能力は凄まじいのでしょうけども。

 

それにしても、こういう人って普段の生活での力加減がすごく難しいんじゃないかな。それともそれだけレンジが広いのかな。

 

原作をご存知の方はご覧になってみてください。

 

個人的には、柱に乗る必要がないというのがツボでした。

 

 

映画「マイ・インターン」を観ました

若い女性社長とインターン採用されてその直属の部下になったシニアのお話。 

題材からコメディのような気もするけど、ヒューマンドラマのコーナーに置いてあり、オススメとして紹介されていたので鑑賞してみました。

 

妻に先立たれて一人、悠々自適な生活をしていたけど人に必要とされたいとインターンのシニア募集に応募して若い会社で働くことになった人と老人は苦手という女社長が色々なやり取りを通じて互いに認め合うというのが粗筋です。

 

自分はシニア層ではないけど、若手でもなく、真ん中くらいの立ち位置なのでどちらの話も分かるという感じでしたし、若いから、年配だから、ということなく、お互いを尊重して補い合えば、より良い世界になるんじゃないかと思わせてくれる作品でした。

 

また、音楽がとっても良かったです。

好みの問題もあるかもしれないけど、どことなく牧歌的で、常に前進しようという雰囲気に溢れている私の好きな音楽でした。サントラあるかなと思ってamazonに行ってみたら売り切れで入荷未定でしたね。こういう音楽が好きな人がたくさんいて嬉しいです。

 

温かく、楽しい映画なので、観たことのない方には是非お薦めしたいです。

個人的には音楽を聴くために観ても良いんじゃないかな、と思ったりします。私も音楽を聴きたくて2回観ました。

 

アン・ハサウェイも美人でキュートでした。

#18 チップチューンと私【3Dホットラリー】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。18回目は任天堂3Dホットラリー

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当時はディスクシステムというハードがあって、カセットの代わりにそのディスクでゲームを遊ぶことができました。そして、ディスクライターという機械が設置してあるお店でディスクを書き換えてもらうと違うゲームが遊べる。

 

書き換えの料金は500円とリーズナブルだったので、いろいろなゲームを遊ぶことができたわけですけど、ディスクファクスという機械を使ってのタイムアタックイベントが全国開催されました。タイムを保存したディスクをディスクファクス設置店へ持って行くと、情報が送られると同時に全国順位をディスクに記録してくれるというもので、私も参加したものです。

 

ゲームは、タイトル通りラリーを題材にしていて、コースの随所にある分岐点でルートを選びながらゴールを目指すのですけど、選べる車には3種類のタイプがありました。

 

スピードはあるけど、坂道でパワーが落ち、ダメージに弱い”カットビ”。

コーナーリングに長けた良くも悪くもない”ヨンク”。

スピードはないけど、ダメージに強くパワーもある”モンスター”。

 

私はヨンクで参加しましたが、ほかの二つと比べて、このタイプへの参加者が一番多かった記憶があります。結果はまあ…ね。

 

BGMは車ごとに違います。

 

全体的にはフュージョンという感じでしょうかね。参加したのは”ヨンク”でしたけど、”カットビ”の曲なんかはオシャレでかっこいいので好きでした。ただ、一番好きなのは、”モンスター”の曲。力強さもあるんですけど、サビの部分など地平線に向かって走る雰囲気がある上に世界の広さを感じることできて…いいんですよね。

 

残念ながらゲーム自体にはそれほどのめり込まなかったのだけど、車ごとの特性を考えてルートを選択して進む戦略性なんかは、面白いアイデアだったなあと思います。全国大会にも当時はワクワクさせられましたね。タイトルにある3Dを楽しめなかったのはちょっと残念だったけども。

 

そうそう、忘れるところでした。

 

このゲーム、3Dメガネという製品を別途購入して使うと、画面が飛び出して見えたそうです。ニンテンドー3DSの遥か前からこういうことをしていたんですよね。どうせなら、ニンテンドー3DSでこの作品をリリースしてくれたら良かったのに。全国大会できなくてもいいから。

 

最近は、オープンワールドゲームという言葉を耳にします。

 

ラリーを扱ったゲームなんてどうなんだろう?既にあるのかな?

道無き道を行くって面白そうじゃないですか?

あったら遊んでみたいな。

映画「オーケストラ・クラス」を観ました

音楽に触れる機会の少ない子供たちに楽器を無償で贈呈(!)し、プロの音楽家が指導するというフランスの教育プログラムを題材にしたお話。

オーケストラ・クラス [DVD]

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音楽を題材にした映画を観たいと思っていたところで、この作品を見かけ、今回鑑賞してみました。

 

バイオリニストとして挫折した人が、小学生に教えることで自分も音楽に喜びを見出していく、というのが粗筋です。テーマとしてはありがちだけど、王道的でもあるので、優しい気持ちになって純粋に楽しめるかなと期待した作品なんですが、実際に鑑賞してみると想像とはちょっと違いました。

 

全体的に絵が暗いというのもあるのだけど、何となくドキュメンタリーのような印象を受けます。この映画を観終わった後に予告編を見てみたのだけど、予告編はとてもエモーショナルで、多分、実際の映画では大分淡々とした印象を受けるんじゃないかな。

 

ただ、着飾ったものではなく、それだけ現実味を帯びているとも言えます。

 

前半の演奏シーンは中々キツイものがあるし、子供たちが訳も分からず言い争うので、先生同様イライラとはします。でも、その分ラストの演奏が映えますね。とは言え、前述の通り淡々としているので、ラストの演奏会もそれほど盛り上がる感じではありませんでした。

 

面白くないという訳じゃないのだけど、ちょっと残念、というところでしょうか。

もう少し音楽を聴きたかったです。

それだけなのかね?

ライオンズも4戦全敗したけど、日本シリーズではジャイアンツも4連敗。

ポストシーズンでホークスに土をつけたのはイーグルスだけという有様でした。

 

それを受けて、セリーグもDH制度にした方がという話が出てきたらしく、それに反対しているのはカープだけということらしい。

 

一つの要因かもしれないけど、これだけで片付く問題ではないんじゃないかなと思うんですよね。DHってずっと前からあるし、その頃からセリーグがずっと負けてるわけじゃなかっただろうし。

 

ちなみに、DHというのはピッチャーが打席に立つところを打撃専門の打者が立つこと。指名打者のことです。

 

そんな風にモヤモヤしていた中、納得したのがこちらの動画。

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メジャーリーグのことはよく知らないけど、向こうではDH制度のあるリーグとそうでないリーグの覇者同士が戦うワールドシリーズ戦績で偏った結果になっていないらしい。

 

これってDHはあまり関係ないんじゃ?と思えてきます。

 

思い返してみると自分がライオンズ(パリーグ)を応援し始めたのは、こういうところにも理由があるんですよね。

 

若い頃はベイスターズセリーグ)を応援していたんですけど、球団の方針や選手起用なんかに不満を持ち始めたところで、地元球団(ライオンズ)の観戦をしてみたら各球団の力関係も含めて、パリーグは野球自体が面白いし、ファンサービスという点でも良かったんですね。

 

興味がある方は、是非動画をご覧になってみてください。

 

個人的には、セリーグが勝てないのはDHのせいでなく、もっと根本的なところにあるんじゃないかと思います。

映画「見知らぬ乗客」を観ました

この作品とは関係ない小説を読んだ時に知ったタイトル。

たまたま金曜レイトショーで取り上げられていたので、今回鑑賞してみました。

見知らぬ乗客 [DVD] FRT-106

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いわゆる”交換殺人”がテーマです。

殺人が起きて警察が調べる場合、状況にもよるでしょうけど、被害者の交友関係を調査しますね。この人物を殺害するに足る動機のあるものは誰か?と言うことです。動機がなければわざわざ殺人など犯すはずがないわけです。

 

このお話では、その動機の部分をクリアすれば疑われないだろうと言うことで、全くの偶然で知り合った乗客同士が会話をしていくと、お互いに殺したい相手がいることが分かり、それを交換してはどうかと言う話になるのです。お互いがアリバイを作っておき、関係ない人間が殺せば捕まらないだろう、と。

 

でも、この話を聞いた時、面白いと思いはしたものの、相手の素性も分からない人間を信用して殺人までできるの?と言うことでした。自分が殺人を犯しても相手が一向に行動しない場合もあるし、それをネタに揺すられる可能性だってあるじゃないか。

 

この辺はきちんとクリアされているので、映画を見て欲しいなと思います。

 

交換殺人を提案してきた方(ブルーノ)が、一方的にもう片方(ガイ)の殺したい人を殺害し、次はお前の番だと迫ってくる様子が怖くて不気味です。おまけにずる賢く、追い詰めようとしてくるので、結末までどうなるのだろうかと目が離せませんでした。

 

後味の悪い終わり方ではないので、ある程度スッとするのですけど、最後までブルーノにイライラとさせられるので、人によっては後味が悪いかもしれない。

 

とはいえ、ミステリとして面白いので古い映画ですけど、機会があれば是非ご覧ください。