誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

”たかゆき”という文字

私の名前は”たかゆき”というのだけど、漢字で書くとこう。孝行。

 

ただ、どういうわけか”孝之”と書かれることが度々あるのだ。

世の中の”たかゆき”さんは、大抵”孝之”なのだろうか?

 

親孝行するように、という意味で付けたのかどうかは分からないけど、自分としても気に入っている名前なので、間違われるとやっぱりガッカリするわけですよ。印刷物で間違われたり、動画で間違われたり。

 

結構ショックだったのは、映画の音楽を担当した時。

 

客として観覧に行って映画も終了、スタッフクレジットを余韻と共に眺めていたら間違ってまして。

 

当時、まあ仲良くしていた女性と観に行ったわけですけど、その後の食事で「名前、間違ってたね」と言われる始末だ。

 

ブチギレて「オラァ!」とか言ったりはしないけど、名前は大切なので間違わないであげてね。そして、心配だったら確認してほしい。

野球って人生の色々な局面と重なる気がする

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野球関連の映像ばかり見ていると、そういうお勧めが出てくるYoutube

 

ロッテのファンでもないし里崎さんのファンでもないので、特に気に留めていなかったんですけど、ドラフト関連でふと気になって見てみたら、これが結構面白い。

 

選手時代の裏話やリードの話、ドラフトのお話など基本的には野球ファンが面白い番組かなあとは思うんですけど、話が理路整然としているので、とても分かりやすいんです。聞き手になっている女性が素人目線だから、プロ野球を少し知っている、という人でも面白く見られるかな。

 

「野球は人生そのもの」と言っていたのは野村さんでしたか?

 

この話を聞いた時は「野球に人生をかけた人だしそういう言葉も出てくるよなあ」」と思ったものですが、よくよく聞いてみるとそういうことじゃないんですよね。

 

人生で何かの判断を求められたり、行き詰まったり等々、そういうことがあった場合、”野球だとこういう状況”ということがよくあります。

 

以前、経営者の方とお話する機会があった時、競合が多く、成果を上げることが難しい(コストがかかるとかで)分野は避けて、自分たちの強みを活かした上で力を発揮できる所にトライする、という話を聞いたんですけど、それを受けて私が言ったのは…

 

「そうですよね。真っ直ぐを狙っているのが丸わかりのところにわざわざ真っ直ぐ投げないですよね。カーブ使ってタイミング外すとか、真っ直ぐでもボールにしますよね」

 

…でした。

 

大勢の方が集まった食事会で、私の野球好きが知られていたこともあり爆笑だったんですけど、要はそういうことですし、だから野球が楽しいということもあります。そして裏を返せば、それは人が生きるということが楽しいという風につながるわけです。

 

また、これも結局は人生というか社会というか…なんですけど、野球を好きな理由がこれ。

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腕っ節が強ければ絶対に勝てるスポーツではないこと。

色々な能力を持った人が集まって個々の力を活かしながらどうやれば勝てるのか模索していく。力が弱くても、そういう戦い方ができるスポーツなんです。でも、それは人が生きていくことに通じませんか?

 

そんなことを改めて感じさせてくれる番組でした。

映画「ヘイトフル・エイト」を観ました

 雪山サスペンス。R-18。

ヘイトフル・エイト [DVD]

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舞台は南北戦争終結後のアメリカ。リボルバーな西部劇。

 

ミステリが好きなので、雪山に閉じ込められた人たちによるサスペンスでミステリ映画と聞いただけでワクワクします。殺人事件というわけではなさそう(公式サイトに殺人事件って書いてあるな…)だけど、室内劇の心理戦というシチュエーションは面白そうではないですか。

 

ただ、R-18だったので、結構な残虐シーンが出てくるのかと想像してしまい、借りる決意をするまで逡巡しました。あまりグロテスクなのは苦手なので。

 

実際に観てみると、残虐シーンはそれほどでもなかったです。

確かに血がドバドバ出るし、頭が風船みたいに吹っ飛んだりもしたけど、拳銃で一瞬のことだったし、特に気分が悪くなることもありませんでした。もちろん、気分がいいわけでもないけど。

 

お話としては、ちょっと想像と違ってましたかね。

もう少し時代背景とかを知っているといいのかもしれないけど、人種云々の話は島国に住む私には感覚の違う話というかなんというか。

 

また、「細かいところまで見逃すな」というコピーがあったので、伏線が張り巡らされているのかと思っていたのだけど、自分にはよく分かりませんでした。第5章で種明かしというか舞台裏というか、前章までの裏側で起こったことが説明されるんですけど、ミステリを読んで犯人が明かされる時のような感覚は覚えなかったです。

 

そんなわけで、今回は自分にとってちょっと残念な作品でした。

 

でも、公式サイトを見るとそういう期待をしませんか?

「密室ミステリー」は誤解を招くと思うんだけどな。

gaga.ne.jp

 

映画のサスペンスミステリーって難しいのかなあ?

FM音源で音楽制作

今はアコースティックな音色を中心に音楽制作をしてますが、音楽の入り口はシンセサイザーと打ち込みでした。

 

昨今、目にすることの増えたチップチューンというのがそれで、いわゆる(音源)チップで自動演奏させたコンピュータミュージックのこと。

と言っても、この世界も幅が広いようで、FCのようなピコピコ音だったり、SFCのような簡易的なサンプリング音源だったりと様々。聴く人が聴けば、どれもチープな音源と感じる点は共通ですが、それぞれに個性があって、特に古くからゲームミュージックが好きな人にとっては懐かしくもある音源であり、音楽だったりします。

 

かくいう私もその中の一人ではありまして、こういうものを作ったことがあります。

soundcloud.com

ファミコン音源を扱えるプラグインを見かけて作ったものなんですが、小学生の頃に聴いていた音源でして、懐かしい気持ちと今の知識で作曲したらどうなるかという興味でトライしてみたんです。

 

これはこれで楽しかったんですけど、この後、FM音源でも今の知識を使って作曲してみたいなと思いまして。

 

FM音源というと筆頭に上がるのはYAMAHADX7でしょうか。

ただ、私の場合FM音源というとPC98の内蔵音源で、それはDX7より性能が劣る(オシレータの数が少ない)上に同時に3音しか使えませんでした。一応、SSGが3音使えたけど、いわゆるピコピコ音。

 

高校生当時を思い出して、こういう環境で音楽制作してみるのも面白そうだなと思うんです。一応、プラグインも見つけました。

synthsonic.net

少し触ってみた感じ、若干当時とパラメータが違うけど出てくる音はだいぶ近いので、きちんと使えば、当時の雰囲気を再現できそうです。ただ、音色が全くないので、1から全部作らないといけないのが大変ですね。当時の記憶を頼りに作るしかないかな。

 

でも、さらに問題なのは聴いてくれる人が少なそう、という点ですかね。ゲーム音楽(特に昔の)が好きな方には響くと思うんですけど…どうなんだろう?

 

ニンテンドーDSでリリースされてた世界樹の迷宮1〜3はFM音源でしたけど、あれも昔ながらのゲームファンに歓迎されてたのかなって考えると、やっぱりゲーム音楽として作ってみたいなと思うわけです。

 

いつか機会があったらいいなあ。

#16 チップチューンと私【マドゥーラの翼】

ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。16回目はサン電子マドゥーラの翼

www.youtube.com

好きだったのは音楽であって、実はそれほどゲーム自体をプレイしたことがありません。友人が攻略本を買って熱心にクリアを目指していたので、それをずっと見てたって感じですかね。

 

子供の頃って、割と自分が遊びたいというか、見ているだけじゃ満足しない子供が多かったんじゃないでしょうか。自分もその内の一人だったと思うけど、このゲームは音楽を聴くのが好きでした。ちなみにもう一つ音楽を聴いてプレイ見物を楽しんでいたのは、イース2のサルモンの神殿。なんてカッコいい曲なんだろうと子供ながらに思ってました。

 

さて、本作品。

 

ゲーム自体はアクションRPG(アドベンチャー?)でしょうか。

ステージクリア型のアクションゲームですけど、アイテムを集めて進めていき、最後にはそれらを使って目的を達成する。きちんと集めないとクリアできないのだったかどうか忘れたけど、ステージ数も多く、簡単にクリアできるゲームじゃなかった記憶があります。当時にゲームはクリアが難しかったから、これが普通なのかもしれないけど。

 

音楽はとても爽やかな雰囲気でした。

曲数が少なく、洞窟(祠?)のBGMなんかはメロディーだけというか単音だったりするんですけど、それがメリハリになっているためか、ステージBGMの爽やかさがすごく引き立つんですよね。

 

また、ステージが始まる際にはジングルが鳴るんですけど、その曲もカッコいいですし、塔のBGMは聳え立っている雰囲気がよく出ていて、これも好きでした。今思うと、キャラクターの移動速度が結構速いので、BGMのアップテンポ具合と相まって良さに拍車がかかっていたのかもしれないですね。

 

ゲーム自体はそれほどメジャーどころじゃないと思うんですけど、音楽だけでも聴いてほしい逸品です。

 

なかなか真似のできない独特な爽やかさを是非。

肉を食べられないので

先日、食料を買いにお店に行くとこういうものを見かけました。

www.marukome.co.jp

パッケージを読んでみると、大豆を使って作った”肉に似せたもの”らしい。

 

潰瘍性大腸炎を患ってから、脂質を気にするようになり知ったのですが、大豆もそこそこ脂質はあるんですよね。豆腐なんかは動物性ではないし消化もいいので、それほど気にしてないのだけど、やっぱり食べ過ぎは良くない。

 

なので、大豆で作ったと言ってもそこそこ脂質はあるんじゃないかなあ、と成分表を確認してみると90g当たり0.9g。脂質を絞っているらしく、豆腐より少ないんですよね。

 

4月に退院してから肉を全く食べていないし、特に肉好きというわけでもないのだけど、それでも時々は食べてみたいなあと思う時だってあるわけです。唐揚げのお店の前を通り過ぎた時とか、近所で焼肉やってる時とか。

 

サイトをみると、コレステロールを抑えて云々とあるし、多分健康志向に合わせた食品なんだろうと思うのだけど、私のような人間からすると革命的な食べ物に見えます。

 

一生肉は食べられないつもりでいたので、ちょっとワクワクしますね。

 

生姜焼きにしようかな、でも生姜がNGだ。

青椒肉絲がいいかな、でもタケノコNGだ。

 

と、まだ色々と壁はあるけど久しぶりの肉料理を堪能したいと思います。

作曲の始め方

高校二年生の文化祭振替休日にTAKERUで買った”みゅあっぷ98”が、音楽制作にのめり込むきっかけになったんだけど、その制作サークルさんが現在も活動していて、おまけにRTまでいただき少々興奮しまして。

思い出しながら作曲を始めた頃の話をしてみようかなあと思った次第です。

 

まず、私には音楽的な素養が全くありません。

 

子供の頃に楽器を習っていた経験もないし、音楽の成績が良かったわけでもない。

吹奏楽をやっていた経験もなければ、バンドを組んだことすらない。

今思うと、よく作曲をしようなんて考えたものだ。

 

ただ、音楽を聴くことは好きでした。

父がクラシックファンだったので、子供の頃から家ではクラシックが流れていたし、母は映画音楽だとかイージーリスニングを良く聴いてましたね。リチャード・クレイダーマンとかポール・モーリアとか。

 

そんな中、私は私でファミコンの音楽が好きで、BGMをカセットテープに録音しては家で聴いてたものです。ライン入力なんて知らないから、テレビにレコーダーを近づけてそのまま録音していたので、所々生活音も入っていたけども。

 

さて、作曲の始め方。

 

今はネットで色々な情報が出てきますよね。和声の話、スケールの話、楽器の話、等々。どこから手を付けていいか分からない、という人もいると思うんですけど、私の場合はコピーでした。まずはひたすら好きな曲を聴いてそれを真似する。いわゆる耳コピーってやつです。

 

好きな曲だから何回聴いても飽きないし、そうやって繰り返したくさんの曲をコピーしているとその曲の良さが体に染み込んでくるように思います。当時は調べようにもできないので考えなかったけど、センスってこうやって磨かれるのかもしれないな。和声なんかは論理的に学べるけど、テキストでセンスを磨くのは難しいのではないか?そうでもないか?

 

後は思い出しコピーですね。

 

昔聴いた曲を「こんな感じだったかな」と思い出しながらコピーしていく、目の前にオリジナル音源がないので、想像というか空想というか妄想というか。

あの曲、好きだけどお金がなくて聴けないから、手持ちの音源でコピーして楽しむというパターンです。

 

こういうことをしやすくしてくれたのが、上述の”みゅあっぷ98”でした。

 

MML(ミュージック・マクロ・ランゲージ)で記述するのは一緒なんですが、N88Basicやバカスカウォーズ(知る限り最初のツクール)のサウンドドライバで鳴らすより遥かに楽でデータ管理にも便利でした。このソフトがなかったら音楽制作を続けてなかったと思う。面倒臭がりなので。

 

こうやって、曲をコピーし、FM音源で音色をコピーし続けていくと、気づけば作曲できるようになるわけですね。多分、理論は分からなくても音に対する感覚や感性が身につくと思います。このメロディーはこう展開させる、とか。そして、この後に楽典などを学んでいくと「あぁ、あの手法はこう呼ぶのか」と復習のようになります。

 

でも、音楽を楽しいって思えない人にはお勧めできない方法ですね。

 

今もコピーバンドなんかはあるのでしょうけど、昔より情報が入りやすくなっているし、コピーすることに対して意味を見出せないというか。下手すると叩かれることさえあるかもしれないけど、やっぱりどんなことでも最初は真似から始めるのが一番だと思うんです。

 

 音楽に限らず、こうやって続けられる”好き”は是非大切にしてほしいなあと思います。