ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。16回目はサン電子のマドゥーラの翼。
好きだったのは音楽であって、実はそれほどゲーム自体をプレイしたことがありません。友人が攻略本を買って熱心にクリアを目指していたので、それをずっと見てたって感じですかね。
子供の頃って、割と自分が遊びたいというか、見ているだけじゃ満足しない子供が多かったんじゃないでしょうか。自分もその内の一人だったと思うけど、このゲームは音楽を聴くのが好きでした。ちなみにもう一つ音楽を聴いてプレイ見物を楽しんでいたのは、イース2のサルモンの神殿。なんてカッコいい曲なんだろうと子供ながらに思ってました。
さて、本作品。
ゲーム自体はアクションRPG(アドベンチャー?)でしょうか。
ステージクリア型のアクションゲームですけど、アイテムを集めて進めていき、最後にはそれらを使って目的を達成する。きちんと集めないとクリアできないのだったかどうか忘れたけど、ステージ数も多く、簡単にクリアできるゲームじゃなかった記憶があります。当時にゲームはクリアが難しかったから、これが普通なのかもしれないけど。
音楽はとても爽やかな雰囲気でした。
曲数が少なく、洞窟(祠?)のBGMなんかはメロディーだけというか単音だったりするんですけど、それがメリハリになっているためか、ステージBGMの爽やかさがすごく引き立つんですよね。
また、ステージが始まる際にはジングルが鳴るんですけど、その曲もカッコいいですし、塔のBGMは聳え立っている雰囲気がよく出ていて、これも好きでした。今思うと、キャラクターの移動速度が結構速いので、BGMのアップテンポ具合と相まって良さに拍車がかかっていたのかもしれないですね。
ゲーム自体はそれほどメジャーどころじゃないと思うんですけど、音楽だけでも聴いてほしい逸品です。
なかなか真似のできない独特な爽やかさを是非。