誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

ドラフト会議を終えて

先日ドラフト会議がありました。

毎年狭い門をくぐってプロ入りする選手たちは、本当にすごいことだなあと思います。指名順に関係なく、ね。

 

ライオンズは重複確実と言われていた佐々木投手を1位指名。重複を避けるチームだと思っていたので、ちょっと意外でしたけど、それだけ魅力的な選手ってことですよね。高校生で163km/hってちょっと考えられないですよね。これで体が出来てきたらどうなるんだろうと思ってしまいます。

 

ただ、結果はハズレ。まあ、こればかりは抽選で決まることだし、縁がなかったってことでしょう。ただ、上位で即戦力になりそうな投手を獲得できたのは連覇したとはいえ、投手整備が急務なチーム事情には良かったのかもしれない。個人的には先発で長いイニング投げてくれる投手が良かったかなと思うけど、入団したら分からないよね。

 

そう、分からない。

 

入団時には指名順があって、それは球団が持つ期待の現れなんだけど、入ってしまえば横一線なんですよね。ドラフト下位だろうが育成で入団しようが、良い結果を出して活躍できればそんなこと関係ないわけだし、そういう選手だってたくさんいます。

 

ライオンズは二年連続ペナントを制しながらCSで負けて日本シリーズに出場できない、という目に遭い、原因は投手にある、なんてことを言われます。そして、実際にそうだと思います。

 

この中から長くチームを支えてくれる強い選手が生まれることを望んでます。

映画「虐殺器官」を観ました

伊藤計劃さんのSF。

原作は読んだことがないのだけど、読みやすそうなSFとして興味があったところ、DVDが目に留まったので観てみました。

虐殺器官 [DVD]

虐殺器官 [DVD]

 

映像にしろ、小説にしろ、SFって分かりやすく作るのがとても難しいんじゃないかなと思います。 

 

本作品もそうでした。

 

SFファンに向けて映像化した作品なんだと思うけど、とりわけ原作ファンをターゲットにしているのかなあと感じました。私のような予備知識なしの初見では、よほど注意深くないと流れがわからないのではなかろうか。「どうしてだろう?」と感じるところがあって、すんなり楽しめなかったというのが本当のところです。SF慣れしている人なら分かるのかな?

 

お話は、主人公が「ジョン・ポール」という人間について尋ねられ、それに応えた内容を語っていくという形。軍人ということもあってか、精神制御を受けていることもあってか、戦場で子供らを殺害していくときも淡々としていて、ちょっと怖いくらいです。(だから年齢制限があるのかな)

 

ジョン・ポールという人間が世界のあちこちで起きている虐殺事件の糸を引いているらしい、ということで捕まえるなり何なりしましょう、ということなんですが、最後に行き着いて彼の話を聞いてみると、方法や動機に驚くというものです。特に動機については、善悪について考えさせられるもので、SFだなあと感じます。

 

観覧後に少し調べてみると、原作は主人公の主観で書かれているらしく、モノローグというか、主人公の気持ちの変化などが分かるらしいです。で、映画ではそれが一切なく、俯瞰的に描かれているので、展開が分かりにくいとか。でも、モノローグを入れるととても上映時間には収まらないので、ああいう作りになったのではないか、とのこと。

 

う〜ん、確かに色々と考えさせられる作品で内容も興味深いのだけど、SFファン以外にはオススメしにくい内容かなあと思います。ハードな世界が好きな人には雰囲気だけでも面白いかも。

 

個人的には少々難しい作品かなと思いました。

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」を観ました

暖かい気持ちになりたくて、絵柄と雰囲気から選んだ作品。 予備知識なし。

人よりも長い時間を生きる女の子が出てくる、ということがパッケージに書いてあり、イラストの膝枕と合わせて恋愛ものなのかなと思ったのだけど、全然違ってました。愛の物語ではあるけども。

 

主人公の女の子が故郷を襲われ、偶然脱出した先で赤ん坊を拾い、育てていくというお話なんですけど、女の子は歳をとらず(というかものすごい長生き)、拾った子供だけがどんどん大きくなっていく。

 

初めて歩いた時のこと。

少年になってお母さんを守りたいと言った時のこと。

青年になって母親から離れて軍に志願した時のこと。

結婚して子供が生まれた時のこと。

そして…。

 

この作品、理屈なくおすすめです。

絵がとても美しいというのもあるんですけど、それ以上に人の生き方や人生についてあれこれ考えさせられます。

 

ネタバレ、というものでもないと思うんだけど、過程を経ずに知っても感動しないと思うので伏せておきますが、ラストは切なくもあり、爽やかでもあり、泣けてくるけどどこか清々しいのです。

 

レンタルショップで知らずにふと手に取った作品でしたが、こんなにも素晴らしい映画があるんですね。

 

最近はネットで事前にどんな映画なのか、簡単に知ることができるし、実際にそうやって情報を集めた上で観覧している人が多数だと思うけど、何の知識もなく、ふと観てみると思いがけない感動があったりして、映画をより楽しめるんじゃないかと思います。

 

また、素敵な映画に出会えるといいな。

映画「Steve Jobs」を観ました

 ミステリばっかり読んできたけど、ここ最近はあまり読みたい本がないので、少しずつ色々な映画を観てみようかなあと思っています。音楽を聴くより、違うジャンルに触れた方が発想力が膨らむということもあります。

スティーブ・ジョブズ(字幕版)
 

 高校、大学時代は、PC98を使って音楽制作をしていました。

高校ではみゅあっぷ98とFM音源。大学ではレコンポーザー98とSC-88Pro

 

そうこうしているうちに、PC98のディスプレイが壊れてしまい、時代もMS-DOSからwindowsに移っていたので、私もwindowsを選ぼうと思っていた頃、友人からMacを勧められたのですね。その友人もMacユーザ。

 

曰く「Macは創作のことに注力できる機械。windowsはそれ以外のこと(当時はパーツ毎の相性とか)も考えなくちゃいけない」

 

機械を組み立てたりするのも好きだけど、なぜコンピューターを利用するのかと問われれば、私の場合、音楽制作だったので、それならMacを選ぼうとなったのでした。

 

それ以来、ずっと愛用しているMacだけど、スティーブ・ジョブズさんの名前を聞いたことはあるものの、それほど知っているわけではありませんでした。とてもカリスマ性のある人、ということくらいかな。

 

亡くなった後、伝記が本になったり映画になったりしたのは知っていたので、いつか観たいと思いつつ、すっかり忘れていたのだけど、今回レンタルショップでふと見かけたので、観てみた次第です。

 

多分、色々なところが大袈裟に描かれているんじゃないかなと思います。MicrosoftにOSを真似されて怒りの電話を叩きつけるところは爽快だったけど、流石に受話器は壊れないんじゃないかなあ、とか。

 

それでも、自分で立ち上げた会社、自分が呼び寄せた人から退任させられたり、友人から退社を告げられるシーンは、とても切なかったです。自分は良いと思ってやっているのに、人が離れていってしまうのは泣けてきます。

 

物語は、氏がAppleに復帰してiMacがチラリと出てくるところで終わります。

 

最初は「Appleユーザだし、一度は見ておかないと」という気持ちだったのですけど、観終わってみると、一人の人間の人生ドラマとして、生きる意欲や考える力を与えてくれる素敵な映画だなと感じました。

 

今の若い人たちからすると、前半部分の機械工学は何をしているのか分からないかもしれないけど、普段使っている機械がどういった情熱の元に生まれたものなのか知っておくだけでも価値があるんじゃないかなと思います。

 

おすすめです。

3タテに始まり4タテで終わる

10月13日、贔屓球団埼玉西武ライオンズの2019年が終わりました。

full-count.jp

ホークスに3連敗を喫した開幕戦に始まり、最後は同じチームに4連敗を食らうという終わり方。なんだかんだ言っても、ホークスをどうにかしないといけないわけですが、ホームで4試合やって1つも勝てない上に、リードしたのは初戦だけ(後半逆転された)なので、相当力の差があるなあと感じたものです。どっちがチャンピオンチームなのか分からないってくらい。

 

山賊打線って言われる前からそうですけど、とにかく投手陣が打たれる。

CSでの惨敗もこの数値がそのまま反映されたという感がありますね。ペナント中、一時期だけ投手防御率が良くなったことがありましたけど、それこそ水物で、長年の弱点がある時急に改善されるなんてことはないのだね。

 

無駄な四死球、勝負どころで甘いボール。

 

私、思うんです。

球速はどうにもならない(誰でも150km/h投げられるわけじゃない)けど、制球力っていうのは、精神的なものというか、努力でどうにかなるものだと思うんですよね。一度でもそこへ投げたことがあるなら、それをまたできるようにすればいい。確か、以前元ロッテの小宮山さんも同じようなことを言っていたような気がする。

 

精神的に弱いから、今回のような短期決戦で度々敗戦するのではないかな、と思うわけです。

 

じゃあ、どうするのか、荒行でもするのか、ということなんですけど、単に練習が足りないというか、自信がつくような練習をしてないだけなんじゃないかな。

 

プロ野球選手になるって凄いことだと思います。本当に極々限られた人しかなれないし、そこで1軍に選ばれるのも誇りあることだと思います。でも、その選ばれた人たちの中で、さらに頂点を目指すなら、才能を開花させるような工夫も必要だと思うんです。それができているのが、きっとホークスなんだろうと思います。

 

他のチームへ行けば主力になれるんじゃないかと思うような選手がベンチにいる。厳しい競争を勝ち抜いた選手がレギュラーとして出ているのだから、選手層の薄いライオンズとはやっぱり自信の持ちようが違うのではないかな。

 

とはいえ、ペナントを二連覇できたということは素晴らしいと思います。

 

正直言って、投打の主力が抜けた上に昨年数字を残した投手が離脱する中、よく優勝できたなあと思います。弱点は誰が見たって明白なので、17日のドラフト、戦力補強をしっかりやって、また来シーズン、今度はCSも圧倒的な戦いっぷりで勝ち抜いてほしい。

 

選手の皆さんお疲れ様でした。

フェニックスリーグ参加選手も怪我のないようレベルアップしてくれたら嬉しいな。

老人にうんざり

先日、ちょっと混んだ電車に乗った時のこと。

 

出発のベルは鳴ってないものの、出発まであまり時間がない状態だったので、早歩きしながら電車に乗ったら、ベルが鳴り始めた途端、後ろから老人が押してきました。

 

危ないなあと思いつつ、直前で降りることに気づいたのかなと思い、道を開けるため、一旦ホームに降りたのだけど、その老人はドアの角から動かない。

 

何だったのだろうと思って、もう一度乗って背を向けると、また押してくる。まるで私を電車に載せないようにしてくるんですよね。老人なんぞに押されてグラつく私ではないので、さすがに二度目は無視しましたが、(扉も閉まったし)一体何だったのだろうかと未だに謎です。(もし私がヤクザな人だったら、襟首掴んで恫喝してますよ)

 

ギュウギュウ詰めの電車に無理やり乗ったとかいうなら、押し出されることもあるだろうと思うけど、混んでても余裕はあったし、その老人には触れてないんですよね。私。単純に危ないとも思うし、そういう気遣いはないのだろうか?

 

基本的には年長者は敬うべし、という考え方なんですけど、禁煙区域で喫煙したり、周りを確認せず、道路を横断したりといった傍若無人な輩は本当に何なのだろうと思います。入院中の老人たちにも感じたことだけど。

 

もちろん、素敵な老人もたくさんいると思うのだけど、目につくのがこういう人たちばかりなので、何とかならないものなのかねえと思う次第です。

 

こういう人たちって若い頃からマナーを守らない人だったのかな?

それとも脳がやられて気だけが大きくなってるのかな?

 

どちらにしろ厄介だ。

タッチペン付属?

ニンテンドーDSでリリースされていた「脳トレ」がswitchでもリリースされるそうです。

www.nintendo.co.jp

当たり前かもしれないけど、大きく変わったようなところもなく、DS版がswitchでも遊べるようになった印象です。ただ、個人的には「指で脳トレ」が面白そう。

指を動かしているとボケ防止に繋がるとか何とかどこかで聞いたような気もするし、ひたすらペンで書くだけでなく、こういうアクセントがあるといいなあって思います。

 

ペン、といえば、今回のパッケージ版にはペンが付属するそうで、ちょっと驚いたというか、これまでペンを積極的に使うゲームがなかったんだなあと感じました。

 

switchの独特な仕様を排した携帯版(Lite)がリリースされるくらいだし、ペンやモーションを使った遊びというのはあんまり需要がないんですかね。ペンなんかは、DSなどのようにスクリーンが常に二つある環境でないし、取り入れにくいのかもしれないけども。

 

それにしても、先日Liteがリリースされたと思ったら、こういうゲームがリリースされるんですね。

 

テレビを持っていないから、購入するならLiteなのかなと思っていたけど、こういうものを見せられると据え置き版を選んだ方がいいのかなとも思えてきてしまいます。やっぱり多くの方は”2台目”として選ぶのかな。

 

コツコツ遊んでいる世界樹の迷宮4もまだエンドまで進んでいないし、購入するとしてもまだ先になりそうだけど、その頃には遊んでみたいと強く思わせてくれるゲームがリリースされているといいな。