12thアルバムをリリースしました
12thアルバム「The last wing and the planet walker」をリリースしました。
11thアルバムは、イメージのままに即興演奏したピアノ等々とのアンサンブルでしたが、今回は、イメージのままに演奏したピアノとオーケストラのアンサンブルです。
昔から、自分のピアノ演奏とオーケストラで共演できたらいいなあ、なんて思っていたものですが、技術的にも足りなければ、譜面を見ながらきちんと演奏することも苦手なので、いつもぼんやりと思う程度でした。ピアノとオーケストラを打ち込みで作っても、中々自分が想像するような奏者のニュアンスを出せないし、夢かなあなどと思っていたものです。
ただ、前回の作品で、即興演奏で細かなニュアンスが自然に出せるということが分かったので、今回トライしてみたわけですが、考えてみればオーケストラと共演って、普通は即興とやるのは不可能なんですよね。あの人数で即興したら大変なことになるし、例えピアノだけが即興だとしても、オーケストラは合わせられない。
コンピュータって素晴らしい。
このアルバムでは、オーケストラを想像しながらひたすらピアノを弾いて、その演奏に合わせてオーケストラを打ち込んでいます。なので、結構奏者のニュアンスが出ているんじゃないかなあと思います。「ここで合わせたい」とか。ちなみに個人的には8曲目中盤辺りの音の重なり合いが気に入ってます。
また、久しぶりにティンホイッスルも吹いてみました。
実際に楽器を演奏すると、指使いというか癖が勝手に入るので、ソフト音源にはない自然なニュアンスが入れ込まれますね。だからリアルな音源があっても、実際の楽器を録音したいと思ったりするのですけど。今回はメトロノームに合わせず、自分のピアノ演奏に合わせて吹いたのですが、タイミングを合いやすく演奏しやすかったのがちょっとした発見でした。
音楽のテーマとして、イラストレーター加藤オズワルドさんの「最後の鳥飼と惑星めぐる巨人」をお借りしました。
コミティア121新刊の紹介2、「最後の鳥飼と惑星めぐる巨人」辺境の鳥飼が、友を救うすべを旧世界の巨人に求めます。引き換えに鳥飼が差し出したものは。A4、36ページ、フルカラーの絵本。スペース:お16b、サークル:サイレント #COMITIA121 #COMITIA121告知 pic.twitter.com/TebBCbOjDZ
— 加藤オズワルド (@ozoztv) 2017年8月15日
こちらの作品を拝見した時、いつか音楽で表現したいなあと思ったものですが、自分の作りたいものとテーマが合いまして、今回お願いしたら良いお返事をいただくことができたのです。貴重な作品を本当にありがとうございます。是非こちらもご覧いただきたいのですが、まだ手に入るのかな?
音楽は、全8楽章となっています。
原作をご存知であれば、シーンを想像して楽しんでもらえるかと思いますし、ご存知でなくても交響詩風、あるいはサウンドトラックのように楽しんでいただけるかなと思いますので、お時間ございましたら是非ご試聴ください。
以下の紹介ページで全曲お試しいただけます。
◾️The last wing and the planet walker
https://natural-wings.net/nwr012pr/index.html
よろしくお願いします。