正しいかもしれないが切ない
悪い悪いという人がいます。
例えば、ある創作物に対してクオリティが低いとか、あるいはこうあるべきだとか。
確かにそうなのかもしれない。結果を求められていて、その結果に達していないのであれば、確かに”悪いもの”なのだろうし、お金を得ているならそういう責任もあるのでしょう。返す言葉もありません。
でも、正しいことならどんなことを言っても構わないというわけじゃないと思うのです。悪い悪いと言うのは、その人の可能性を潰すことになるのではないかな。
もちろん「何くそ」と思って立ち上がる人だっているでしょう。そうやって立ち上がってくることを期待しつつ激励しているのかもしれない。それがその人なりの仕事に対する誠実さなのかもしれない。でも、それを聞く周りの人間はどう思うのだろう。決して気持ちよくないと思うんですよね。
私自身が誰かに悪い悪いと言われたわけじゃありません。
悪い悪いと言われている人を見ただけです。
それを見て、まるで自分が言われているかのように落ち込んだ気持ちになりました。
きっと、自分の思い通りにならないとイライラして本音を正しいこととして吐き出す人なんだろうと思います。ただ、それもその人なりの個性でしょうし、それを悪いと断ずるつもりはありません。自分とは違う世界の人なのだろうなあと感じるだけです。
常に良いところを見つけて、人を褒められる人間になりたいものです。