VALUというサービスを知りました。
サイトがシンプルで本当に基本的なことしか分からないのですが、自分を申請するとSNSを参考に”価値”を判定されて、それに応じた株のようなものを発行してもらい、それらを売ったり買ったりするとか、そういうサービスらしいです。自分が株式会社になったような感じらしい。
で、それらの株価が上下するので差分から損得が発生するのだとか。
これだけですと、VALU内でのやりとりーいわゆるゴッコ遊び的なものーかと想像するのですが、実際にはリアルのお金がやりとりされるので、場合によってはスリリングな局面もあるそうな。
私も一応、音楽作家の端くれ。
何かの形で創作資金を得られたらいいなあ、と思ったりするのですが、継続的にお金を支払って頂くとなると、ちゃんと期待に答えられるか心配になってしまい、躊躇してしまいます。制作過程の音源やピアノによるラフスケッチって聴きたいものですかね?でも、先日友人にラフスケッチの譜面を見せたら意外と興奮してたなあ。
Entyというサービスがあります。
割と前から興味があって覗いてはいたのですが、どうもイラストやマンガの作家さんが多くを占めているようです。
クラウドファンディングのように目標金額を設定して募るようですが、月額でいくら支払うという支援が基本のようなので、上述の理由で踏ん切れないわけです。イラスト関係が多く、トップページにエッチな物が大量に表示される、というのも理由の一つですかね。もう少し気を遣ってほしいけども…同人界隈の基本はそういうことなのかな。
そこで、VALU。
こちらは月額支援でなく、クリエイター側が裁量で発行した株をクリエイターに興味を持った方が購入するというもの。で、株主にはクリエイターが用意した優待サービスを提供する。優待はしなくてもいいらしいけど、それはやっぱり価値を評価していただいたわけですから何かしらのお礼をするのが礼儀というものでしょう。
Entyと違うのは、この株価は上下するということなので、言ってみればまだ評価されていないクリエイターの将来性に投資し、株価が上がったところで売るという投機ができるということです。
つまり、純粋にそのクリエイターが好きで活動を支援したいという人ばかりが株を買ってくれるというわけではない。
まあ、価値が上がってくれることを願っているという意味では、応援していると言えるけども、何かこうモヤモヤっとしたものが残るのですな。難しいところです。
ただ、月額支援で常に追い立てられるような感じはないので、パトロンシステムとしては少しだけ気が楽になるような気はします。中々喜んでもらえそうな優待を思いつかないので、すぐに始めようという気持ちにならないのだけど、興味深く見たいと思います。
そんな矢先、VALUではインサイダーまがいの行為がされて問題になったとか。
Entyでも似たような行為をした作家さんがいたようなので、何処の世界にも輩はいるものだなと思った次第です。
そんな中、こんなサービスも秋口から始まるようです。
”時は金なり”。
私の用にライブパフォーマンスのない人間からすると、どういう風に活用するのかピンとこないのですが、これはこれで興味深いサービスですね。