誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

23年に幕

DTMマガジンが休刊となるそうですね。

高校生の頃にFM音源から作曲の楽しさを知り、大学に進んでMIDI音源に触れるようになったのですが、丁度その辺りに良く読んでいた雑誌だったように記憶しています。

 

一冊1,500円くらいしていたように思うのですが、私は当時ほとんど買わず、借りて読んでいました。というのも、その当時は某コンピュータミュージックスクールというところへ通い、作曲を学んでおりまして、その教室(というより先生が)でこのDTMマガジンを購入していたのです。

 

当時はFM音源上がりだったので楽器のことを何一つ知らず、折角のMIDI音源も”リアルな音色の出るシンセ”程度だったのですけど、この本から実に様々なことを教えてもらいました。「パットメセニーのアルバム、Secret storyのミックスバランスが勉強になるよ」と教えてもらったのもこの本だったように思います。私はそのままこのアーティストのファンになりましたけども。

 

その後、大学を卒業してからは読むこともなく、世を騒がせたボーカロイドが登場した時もそれほど関心がなかったのだけど、こうして休刊という話を聞くと、やっぱり少し寂しいものですね。

 

最近は10代の方なんかが読む雑誌、という位置づけだったのかな?

 

今はこういった雑誌以外にも”音楽を好きになるきっかけ”がたくさんあるし、それらが休刊という結果になったのかもしれません。

 

それでも、音楽を楽しむ人が減ることなく、広がって行くといいな、なんて思います。