誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

次へ向って

11作目のアルバムは合唱曲にしたい、と思って詞を書きました。

日本語のままだと歌わせられないので、慣れない辞書や例文を確認しながらコツコツと英訳していたのだけど、10作目で一区切りしての次はこれでいいのかな、と考え込んでしまいまして。

 

アルバムとして作りたいアイデアは、今回の合唱曲以外にもいくつかあります。

全てのパートを生楽器による自分の演奏多重録音で作ってみたいとか、自分でピアノを弾いてオーケストラと合わせてみたいとか。

 

ただ、これって”やりたいことがあって題材を探している作り方”だと思うわけです。例えば9作目なら「カンテレを使いたいから音色に合った幻想的なテーマを選ぶ」と言った風に。もちろん、作る度に自分にとっての新しい発見があるようにしたいと思っていたので、目的は果たせているのだけど、言い方を変えると常に実験をしている。

 

そろそろこれを止めようかなと思います。

 

アルバムを作る以外にも色々なことをこれまでに体験させて頂きました。PVや映画、ミュージカル、ゲームの音楽等々。機材としても自分の想像するような音の出せるものが揃っているんじゃなかろうかと思うのです。

 

ですので、11作目からは言葉や風景から感じるものを表現するために、音楽を作ってみようかと思います。「空だったらこういう楽器が聴こえる」という風に。

 

今まで以上にジャンルのよく分からない音楽になりそうですし、”自分”が強くなってサービス精神に欠けてしまいそうですが、興味を持っていただけたらとても嬉しいです。