誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

好きなギタリスト

トピック「好きなギタリスト」について

 

トピックになっていたので、少しだけ。

好きなギタリスト、と言いますか音楽性から惹かれている方が二人程います。一人はWilliam Ackerman。もう一人はPat Metheny。ただ、どちらかを選ぶなら印象深かったWilliam Ackermanですね。

 

最近はあまり耳にしないけど、Windham Hillレーベルってご存知でしょうか?一時、箱根の彫刻の森美術館を背景に天気予報が放送されていたのだけど、そのBGMが注目されました。あこがれ/愛…だったかな。この曲はGeorge Winstonのピアノ曲だったわけですけど、この曲がリリースされていたレーベルが前述のWindham Hillでして、William Ackermanはその創設者なんですね。ちなみにレーベルの年齢が私と同じ。

 

レーベルを運営しつつ、自身もギターを弾いていたわけですけども、その作品の数々が20歳そこそこの私を魅了しました。とにかく美しい。目を瞑って聴いていると自分がどこか違う世界へ行ったような気持ちになるんです。そして、切ないような懐かしいような、言葉にし難い感情が湧いてくる。

 

当時、作曲を楽しみながらも自分は音楽でどういうものを目指そうかと考えていたのですが、一つの解答を得た気がしたものです。「あぁ、自分は音楽でこういうことがしたいのだ」と。

 

今も氏の音楽を聴きますが、一番聴きたくなる時は自分が迷った時。

 

初心に返るというか、気持ちがフラットになるというか、そんな感じでしょうか。流行の音楽では全くないし、音楽活動を続ける中、この名前を出して共感してくれた人を見た事がないけれど、「静謐」という言葉が好きな方には是非聴いてみてほしいです。

 

私が初めて聴いたアルバムは「CONFERRING WITH THE MOON」でしたが、初めて聴くなら「Past Light」の方が聴きやすいかもしれません。もちろん、どちらも素晴らしい作品ですし、この他にも素晴らしい作品がたくさんありますよ。

 

 

Conferring With the Moon: Pieces for Guitar

Conferring With the Moon: Pieces for Guitar

 

  

Past Light

Past Light