誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

およそ32年後

今週のお題「ゲーム大好き」

 

純粋に夢中になったゲームといえば、ドラゴンクエスト3ですかね。スーパーマリオも楽しかったけども、従兄弟の家でたくさん遊ばせてもらったし、従兄弟自身が上手だったので、そのプレイに満足したというか…あまり熱くならなかった気がする。

 

当時、学校やら何やらを休んで買いに行くとか、カツアゲされたとか、善くも悪くも社会現象になってましたね。私の住んでいた地域では、そんなこともなくのんびりしたものでしたが。それでも、私は発売日当日には購入できませんでした。ただ、地域の電気屋さんじゃないところで購入したという人がいたので、少しだけ遊ばせてもらった記憶があります。

 

遊んでみてまず驚いたのが「ふっかつのじゅもん」が不要であること。

 

今のゲームユーザはピンとこないかもしれないけど、昔はRPGなど一度のプレイで終わらないゲームを中断するためには、ゲーム中に発行されるパスワードを控えておかなければならなかったのです。そのパスワードをドラゴンクエストの場合「ふっかつのじゅもん」というのですな。決してザオリクのことではない。

 

王様から「ぼうけんのしょ」とやらに記録したから電源を切って良いと言われるのだけど、最初は全く信用できず、ちょっと遊んで記録してましたね。そういう意味では、自分のカセットで本格的な冒険に出る前のお試しとして丁度良かったかもしれない。

 

ファミコンがリリースされて32年だそうです。

 

絵も音も今とは比較にならないくらい拙いのですが、ドラゴンクエスト以外にも記憶に残っているゲームにはそれぞれ情熱が込められていたのだろうと思います。デッドゾーンのエンディングには感動したものです。

 

今のゲームユーザにしてみれば物足りないかもしれないし、こんな風に思い起こして懐かしさに浸っているだけかもしれない。

 

でも、たくさんの本を読んで色々な世界を夢見たように、ファミコンにも色々な世界を見せてもらいました。今の自分が作る音楽にも、きっと当時のメロディーなどが生きているのでしょう。

 

企業としてはお金を儲けるのが第一なのでしょう。

でも一方で、それを遊ぶ人の心を豊かにしてあげられるものであってほしいと思います。子供たちが大人になった時、自分が子供の頃に触れた素敵な経験をまた次の世代へと渡したくなるようにね。