誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

イマビキソウ始めました

昨年の正月…だから一年以上前ですけど、ディスカウントされていたiOSアプリ、「忌火起草」を始めました。ホラーなサウンドノベルです。

「ビジョン」というドラッグを飲むと焼け死ぬという話なんですけど、飲んでいないはずの主人公にもそのドラッグ特有の兆候が現れて…という物語。こういうのはホラーの王道っていうんですかね。主人公が呪われてしまい、その呪いに蝕まれる前に解決方法を探すという展開。で、その過程が怖い。

遊んでみて驚いたのが、セリフが一切表示されない、ということ。

劇中のセリフは皆声優さんが喋っているので、文章としてはいわゆる地の文しか表示されないのです。セリフを聴きながら心情を文章で読む、という経験が今までなかったので、新鮮というか、ちょっと戸惑いましたね。

小説にはない表現方法だなあと感心しつつも、自分のペースで読み進められないし、周りが騒がしいとセリフが聞こえず困ることがあるので、正直なところ、スマホ向けのゲームじゃないんじゃないかな。繰り返し遊ぶことが前提のゲームで、その都度セリフを聞かないと進めないというのもいかがなものかなあ。これはスマホ関係ないけど。

それでも、私が購入した時の価格500円というのは、昨今の文庫本より安いので、久しぶりのホラー小説として暫く読んでみようかと思っています。