誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

壁が崩れた

ヤクルトのバレンティン選手がシーズン本塁打55本を塗り替えて56号を放ちました。あっさり塗り替えたと思ったら、同じ試合で57号も打ったようで、シーズン終了時は何本になっているやら。とにかくおめでとうございます。

わざわざここに書くまでもないことだけど、この数字、色々とありましたね。王選手の55本を抜かせないために、過去、記録に迫った選手に対して必要以上に敬遠したり。主にGファンの声が大きかったんでしょうけど、今回、その声を聞く間もなくあっさり更新してしまいました。そういう層がいなくなったのか、神聖視(?)する人間がいなくなったのか、その辺りはよく分からないけど、きちんと勝負して、それに勝ったのだから素直に賞賛したいですよね。それがスポーツじゃないですか。

そんな中、条件の違いを槍玉に上げてケチをつける人もいるようです。飛ぶボールだからとか、ホーム(神宮)が狭いとか。

でも、これを言ったら野球の記録全てに文句を言うことになると思うんですよね。相手のいるスポーツで対等条件なんてありえない。時代はもちろん、シーズン中だって条件は変わるのだから。あえて言うなら、リーグ全選手のホームラン数を合算して、その中のどのくらいの割合をその選手が打っているかを競う、ホームランの質(価値)競争にするとか。それなら飛ぶボール問題は解決できる…かなあ?そうでもないか。

残念ながら、そのヤクルトはあの横浜より下の最下位ですが、モチベーションを切らすことなく、打ち続けてほしいです。

ちなみに、シーズン本塁打記録が更新されても、王選手が偉大であることに変わりはないと思います。