誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

検察審査会任期満了で思う

昨年の11月から参加していた検察審査会。本日最終日となり、無事に任期を終えました。後半の3ヶ月は会長として場を仕切る仕事をしていたけど、幸い好評だったようで、事務局や他の方からもお褒めの言葉を頂戴しました。ありがたいことです。

さて、任期を終えて。

端から見ると検察官の手を煩わせる必要のないだろう事案から人の命や人生のかかった重い事案まで様々でしたが、個人的には事案自体よりも、事案に対する各人の意見やそこからの考察といったものに触れる機会が貴重でした。「ああ、そういう見方もあるよね」と。

審査会への参加要請通知が来た時、割と辞退を考える人も少なくないようです。勤め人の方ですと日程の調整もありますし、どうしても抜けられないこともあるでしょう。普段活字に触れない方にとっては、調書を読むのも面倒という方だっているかもしれない。

でも、出来るなら参加してほしいなと思います。

色々な年代の方と同じ問題について話し合う機会というのは、以外と少ないのではないですか?人と話し合う機会のない人生というのは、恐らくないでしょうし、年代の違う方の意見を聞きつつ、こちらの意見を言うというのは、それだけでも勉強になると思います。

また、経験者としては会長職もお勧めします。

確かに面倒な部分もありますけど、どうすればこの人の意見を上手に引き出せるかと考えたり、討議の場をコントロールするためにどう話を持っていけばいいかと考えたり、意見を言うだけではない、違った面白さがあります。

一度審査会に参加すると5年は選ばれない…でしたか?そもそも、選ばれる確率で言えば相当低いでしょうから、もう一度選ばれることはないでしょうが、もし、また同じような機会があれば参加しようと思います。