誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

あの人はどうしているだろう

20代前半だったと思う。リスナーさんから人生相談を受けたことがある。何でも、将来はゲームクリエイターになりたいので、そういう専門学校へ行きたいとかどうとか。確か関西の方だったような記憶があります。
当時MIDIデータで楽曲を配信していて、頂いたメールには出来るだけ丁寧に返信をしていたのだけど、少々驚きの内容だったので印象に残っているのです。
本名で活動してはいるけど、そんな人生の大事をどこの誰とも知らない人間にするものなのかなあ…もっと周りに相談すべき人がいるんじゃないかなあ、と思いはしたものの「そんなこと知らん」と返事するのも悪いし…と考えた挙げ句、確かこんなことを言いました。

「ゲームの絵を描きたい、ゲームの音楽を作りたいなんていうのなら専門的なところで勉強するのも一つの方法だけど、ゲームクリエイターのようなシステムをデザインしたり、遊び方を発想する仕事を目指すなら、視野を広げる為にも専門のようなところじゃなくて、もっと広く勉強も遊びも含めてできるところがいいと思うよ。」

彼は若かったんでしょうね。
確かゲームの学校を選んだ気がする。

正直なところ、何がどこで役に立つかって全然分からない。本当に驚く程意外な繋がりがあったりします。でも、じゃあ適当に何かしていれば良いかと言うとそうでもなく、自分が本当にしたいという目的というか目標を臨みましょうってことですよね。
今、自分のしていることは本当にやりたいこととは関係ないと思うのではなく、自分のやりたいことに将来どう役立てるかを考えるということ。
そうやって生きていると、「やりたいこと」の方からやってきますよ。
だって私がそうだもの。

ちなみに、こういう相談をこの他にも受けたことがあります。
みんな楽しい人生を過ごしているといいな。