誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

ある老夫婦の会話

電車に乗っていると老夫婦の会話が耳に入りました。どうやら乗り換えで揉めているようです。
具体的な駅名を挙げると分かりにくいので、その電車の終着駅をAとします。その終着駅の名前からその電車はA線と呼びます。
話を聞いていると、目的地はA駅ではなく途中で乗り換えなければならないようです。おじいさんは途中、B駅で乗り換えようという話をおばあさんにしているのですが、どうしてかおばあさんは理解できないようなんですね。曰く「目的地へ行く為にはAまで行かないと駄目。この電車はA線なんだから」

…?

この路線を利用している私からすると、おじいさんの意見が正しいし、この路線がA線であろうとなかろうと乗り換えにはあまり関係ないのですが、おばあさんは大きな声でおじいさんを怒鳴りつけ、終いには「あんたボケたんじゃないの!」とまで言う。おじいさんは辟易としています。何だか悔しくて「ボケているのはあんただ」と言いたかった。一人で終着駅まで行って往生するがいいさ。

ああいう自信はどこから来るのだろう?自分が間違っているかもしれないなんて欠片も思わないのですかね。声を張れば全てが正しいとでも思っているのかな?

おじいさんが気の毒で仕方なかったけど、人の言葉に耳を傾けられる人間になりたいものだなあと思うのでした。