誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

確かなものを贈るために

本の話。
昨年友人から薦められたマンガ「バクマン。」に大変ハマっております。
マンガ家を主人公にしたマンガということで、赤裸々な舞台裏が面白い、なんて話も聞きますが、自分にとってはそうでないんですよね。裏事情が嘘であっても真実であってもきっと楽しく読める。
私にこの作品を薦めた友人は「ものを作ることが好きな人にとっては特に面白い」なんてことを言っていた気がします。
ものを作ることの究極は、誰かに何かを伝えたいってことなんですよね。そして、相手に確かに伝えるため、ある人は勉強するし、ある人は練習するし、ある人はもっと違う方法を考えるかもしれない。
登場人物たちの人間模様も楽しいけれど、読んでいると創作についてあれこれ考えさせてくれたり、忘れかけていた情熱を呼び戻してくれたりする意義ある本です。