誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

3つを手がけるにあたり…

本日より公開されます映画「最高でダメな男 築地篇」は、3つの短編からなるオムニバス作品なのですが、3作品の音楽を制作するにあたって考えたことを幾つか書いてみようかと思います。
楽屋裏のような文章は諸刃だけど、自分が忘れないように書き記しておこうかな、ということで。
まず、暖かい世界にしよう、という命題がありました。そしてそれを踏まえた上で、3つの作品それぞれの色を出す。こんなプロデューサーからの話に加え、築地を舞台にするということで、少し和風…というか日本的な感じも出したいと考えました。
また、3監督に対しては極力私からお話、特に音楽的な提案は減らすようにしています。自分の提案が他の監督から知らないうちに影響されているかもしれないからね。自分を通すことで、音楽的な演出に何かしらの統一感が生まれて、作品が一つになるのもそれはそれで面白いのかもしれないけれど、自分としては3人と仕事がしたかったんです。自分を含めた4人で、でなくてね。
こんなところで、明日は「TSUKIJI流」について書きます。

■最高でダメな男 築地篇 上映館 渋谷シネマ・アンジェリカ
http://www.gojyu.com/