誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

古畑任三郎な三夜

で、最後の三夜目。
双子であることを利用したトリックで、工作中、生存証明をするあたり感心していたのですが、結局はそれがアダになってしまいました。でも、犯罪者も最後に言っていたことですが、遅かれ早かれお縄頂戴ってことになるでしょうね。人がほとんど来ない山中に住む世捨て人ならともかく、他人になりきるなんてことは不可能です。ついでに言うと、頭を銃で撃ち抜いて自殺したと見せかけるなら、弾痕付近に火傷の痕と被害者の手に硝煙反応が出るよう細工しないと検死でひっかかるんじゃないかな。蛇足ですけど。
毎回、考えながら観ていても大抵その上をいく古畑さんですが、今回はほぼ推理通りでした。もちろん、面白い作品であることに変わりはないのですけど、インパクトで言ったら一夜目が一番でしたね。
FINALというからには、今後新作は一切ない、ということなのでしょうか?「なるほど!」と言わせてくれるミステリドラマは流行遅れなのだろうと思いますが、またそういう流れが興ってくることを願っています。


天沼孝行でした。