誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

book

闇の喇叭を読み終えて

今週のお題「最近おもしろかった本」 ネタがないので、お題でも。 つい先日、有栖川さんの「闇の喇叭」を読了しました。詳しい感想は、もう一度読み直してから、ブクログへ書こうかと思うので、今回は雑感。 天沼孝行の本棚 (天沼孝行) - ブクログ 有栖川さ…

理屈は分からないがとにかく蘇る

「生ける屍の死」というミステリを読んでいます。 生ける屍の死 (創元推理文庫) 作者: 山口雅也 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1996/02 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (85件) を見る 勘のいい方なら分かるかもしれな…

久しぶりにマンガを買いました

友人の勧めで読んでいた「バクマン。」も随分前に終わってしまったし、今のところ唯一次巻を焦がれている「よつばと!」もどうやら長期休載しているそうで、このところマンガを買って読むことがほとんどなかったのだけど、ふとしたことから興味を持ちまして…

本好きへの100の質問

001. 本が好きな理由を教えてください。 読む為に必要なものが極めて少ないから。 002. 記憶に残っているなかで、最も幼い頃に読んだ本は? 昆虫図鑑か乗り物の本 003. はじめて自分のお小遣いで買った本を教えてください。また、その本を今でも持っています…

ニューロマンサー途中

サイバーパンクの金字塔と名高いSF小説「ニューロマンサー」を読んでいます。 世界中をネットが駆け巡っている、とか、そのネットに意識を没入させて情報を収集する等、聞き覚えのある要素が出てきます。ガジェットだと光学迷彩も出てきますね。今のようにネ…

好みの境界

積んである小説が手元に六冊ほどあるのだけど、それでも本屋へは度々出かけます。 楽器屋と本屋はそこにいるだけでワクワクするといいますか、まあ素敵空間なわけですよ。広さに比例してワクワク感が上がります。 私が覗くのは専ら文庫本のコーナー、特にミ…

毒入りチョコレート事件レビュー2

ひょんなことから気になって読み始めた、いわゆる「毒チョコ」。読了しました。ブクログの方へは、さらりと感想を書いていますので、興味がありましたらどうぞ。こちらへは、ブクログのレビューで触れた「想像してたのと違う」話を書こうと思います。 ■ブク…

約束が形になる時に

友人の勧めで読み始めた漫画、【バクマン。】の最終巻を先日購入して読了。一巻から購入して読み切った漫画は久しぶりでした。…パトレイバー以来かな。 全部通しての感想はブクログの方へ書こうと思っているので雑感ですが、色々な意味で面白く、興味深い作…

4才の息子の話

こんな本を買いました。【ダース・ヴェイダーとルーク(4才)】。そう、とても有名なあの親子です。 この有名な映画を見たことがなかったので、一昨年だったか、スターウォーズサーガを全部通して見ようと計画したのだけど、映像音楽の依頼が入ってしまい、…

夢を叶えるということ

本日は【バクマン。19】の発売日ということで購入してきました。先日ニュースで知ったのですが、連載は終了しているようですね。私はコミックスでのみ楽しんでいる人間なので、正直なところ、連載終了だとか聞きたくなかったな、と思います。ずっと続いてほ…

いきなりの小さな

どこかのニュースで読んだのだけど、最近は小説の文庫化までの時間が短縮されたり、最初から文庫版が販売されるというケースが増えているのだとか。 私は一応読書好きではあるけれど、いわゆるハードカバーと言いますか、サイズの大きな本はほとんど買いませ…

そこにはきっと出会いがあります

ふらりと立ち寄った本屋で、こんな本を見つけました。【壺中の天国】。私の好きな作家、倉知さんの著作です。 読書は好きだけど、発売日カレンダーなどを細かくチェックしているわけではないので、こんな風に偶然、好きな作家の新刊(ではない時もある)を見…

観ていたいと思う

【バクマン。16】を購入しました。 漫画をたくさん読んでいる人に言わせると色々と意見があるのかもしれませんけど、「バクマン。」と「よつばと」意外の漫画を読まない人間からすると毎回楽しいです。そして、なんかこう…やる気が出ます。 絵や漫画と音楽。…

幸せです

漫画を読んでいたら仕事仲間に驚かれた。普段は小説ばかり読んでいるので珍しかったらしい。そんなもんかね。漫画だって読むさ。 読んでいた漫画は今日発売の【バクマン。15】。 友人の勧めで読み始めた作品だけど、毎巻楽しく読んでいます。物作りの楽しさ…

輝いている人々

楽しみにしている数少ない漫画【バクマン】の最新刊が発売されたので購入しました。早速読了。 何年か前、友人から「何かを作っている人間にとっては特に面白い漫画」と紹介され、試しに数話読んでからすっかりハマっています。 彼らのように相方がいるわけ…

過ぎ行く風はみどり色

…という本を購入しました。私の好きな作家の一人、倉知淳さんの作品。 以前から読みたいとは思っていたのだけど、書店で見かけることもなくそのままでした。ふと何かがよぎり、東京は丸善に寄ってみたら2冊も置いてある。先日貰ったQUOカードが使えれば良か…

本屋大賞という

「書店員の投票だけで選ばれる賞」それが本屋大賞。 あまり詳しくは知らないのだけど、本屋に並ぶ本というのは、書店で決められないらしいですね。極端に言うと、本屋さんの店員が面白いと思う本だけを並べて人に勧めることができない。だから、本屋大賞と言…

鋼の!

「鋼の錬金術師」を読了しました。 何年も前に薦められて読みはしたのだけど、その時は物語が終わっていなかったので、読む度に少し前から読み直さなければならないのが面倒だと一旦ストップしていたのでした。 感想は改めて本棚に入れる時書こうかと思いま…

彼女が移ろいゆく理由

森博嗣さんの【ダウン・ツ・ヘヴン】を購入しました。【スカイ・クロラ】、【ナ・バ・テア】に続く3巻目。 【映画版】を観て本作品を知ったのだけど、映画では語られない色々な部分が気になって、恐ろしく遅いスピードで読み進めています。 スカイ・クロラで…

裏物語

スポットライトを浴びている人間の側には、大抵それを支える人間がいます。 今回読んだ本「裏方」はプロ野球の世界における裏方さん達のお話。審判はもちろん、トレーナーやブルペン捕手、グラブ職人、スカウト、スコアラー、そしてグラウンドキーパー。 ノ…

黄金1926

巨匠ヴァン・ダインの処女作「ベンスン殺人事件」を読了しました。 普段読んでいる国産文庫本と比べて、字が小さいことにまず驚き。本の厚さ自体は、大したことないのだけど、とにかく字がびっしり書いてあるので、読みがいがありました。ただ、これは翻訳本…

嘘をついてはいけないな

「ROMMYー越境者の夢」を読み終えました。先日読み終えた「倒錯の死角」ではガッカリしたので期待を込めて。 登場人物たちの心情に全く理解できなかった前回に比べると楽しく読めたかな、なんて思いますが、自分が読みたいと思っていたミステリではなかった…

気分は確かに転換した

先日購入したミステリ「倒錯の死角」を読み終えました。著者紹介欄に叙述トリックに定評がある、と書いてあるし問題無いかな、今回の本は叙述トリックです。叙述トリック…一般に作者が読者を騙すトリックと言われます。例えば、ある事件が起こり、刑事がそれ…

インシテミタ

先日購入した「インシテミル」を読了。 1回目は純粋に謎解きしながら、2回目は伏線をみながら。推理小説は、全く同じ文章でも謎を知っているか知らないかで全く印象が変わりますね。伏線はもちろん、「あぁ、この時の彼はきっとこんな気持ちで言葉を発してい…

都を駆ける

「インシテミル」の文庫版が発売されたので、先日本屋へ行ってみたら「狩人は都を駆ける」もありました。我孫子さんの新刊!(文庫版だけど) 「ディプロトドンティア・マクロプス」の続編…というか前日譚で文庫化をずっと待っていたのでした。 ピアノ三重奏…

確かなものを贈るために

本の話。 昨年友人から薦められたマンガ「バクマン。」に大変ハマっております。 マンガ家を主人公にしたマンガということで、赤裸々な舞台裏が面白い、なんて話も聞きますが、自分にとってはそうでないんですよね。裏事情が嘘であっても真実であってもきっ…

春は青い

試聴してみて続きが気になったので、【バクマン。】を購入することにしました。【よつばと!】以外のマンガを買うのは久しぶりのような気がするな。 さて、この作品、大雑把に言うと「マンガ家を目指す人々を題材にしたマンガ」なのだけど、何だかとても熱い…

君の知らない君の為

VOMICって知ってますか? VOICEとCOMICを合わせた、いわゆる朗読作品なんですが、以前友人に薦められた【バクマン】を期間限定で試聴できるとのことを同友人に聞き、拝見しました。 端的に言うと「マンガ家を目指す人々を描いたマンガ」。サイトでは数話のみ…

境界線の物語

先日古本屋で見つけ、少しずつ読んできた【ナ・バ・テア】を読了しました。前作の【スカイ・クロラ】の文章になれたのか、或は語り手の心情に通じるものがあったのか、割と読みやすかったです。ネタを割っても物語の良さが無くなるわけじゃないけど、ちょっ…

最近気づいたこと

セリフについて。 漫画の場合、大抵吹き出しが登場人物のイラストに添えてあるので、そのセリフを誰が発しているのか分からない、ということは少ないですよね。 小説の場合は、そういったイラストがないので地の文と区別するために「」でくくっているのだけ…