#18 チップチューンと私【3Dホットラリー】
ファミコン時代の好きだった曲を思い出して綴るチップチューンなお話。18回目は任天堂の3Dホットラリー。
当時はディスクシステムというハードがあって、カセットの代わりにそのディスクでゲームを遊ぶことができました。そして、ディスクライターという機械が設置してあるお店でディスクを書き換えてもらうと違うゲームが遊べる。
書き換えの料金は500円とリーズナブルだったので、いろいろなゲームを遊ぶことができたわけですけど、ディスクファクスという機械を使ってのタイムアタックイベントが全国開催されました。タイムを保存したディスクをディスクファクス設置店へ持って行くと、情報が送られると同時に全国順位をディスクに記録してくれるというもので、私も参加したものです。
ゲームは、タイトル通りラリーを題材にしていて、コースの随所にある分岐点でルートを選びながらゴールを目指すのですけど、選べる車には3種類のタイプがありました。
スピードはあるけど、坂道でパワーが落ち、ダメージに弱い”カットビ”。
コーナーリングに長けた良くも悪くもない”ヨンク”。
スピードはないけど、ダメージに強くパワーもある”モンスター”。
私はヨンクで参加しましたが、ほかの二つと比べて、このタイプへの参加者が一番多かった記憶があります。結果はまあ…ね。
BGMは車ごとに違います。
全体的にはフュージョンという感じでしょうかね。参加したのは”ヨンク”でしたけど、”カットビ”の曲なんかはオシャレでかっこいいので好きでした。ただ、一番好きなのは、”モンスター”の曲。力強さもあるんですけど、サビの部分など地平線に向かって走る雰囲気がある上に世界の広さを感じることできて…いいんですよね。
残念ながらゲーム自体にはそれほどのめり込まなかったのだけど、車ごとの特性を考えてルートを選択して進む戦略性なんかは、面白いアイデアだったなあと思います。全国大会にも当時はワクワクさせられましたね。タイトルにある3Dを楽しめなかったのはちょっと残念だったけども。
そうそう、忘れるところでした。
このゲーム、3Dメガネという製品を別途購入して使うと、画面が飛び出して見えたそうです。ニンテンドー3DSの遥か前からこういうことをしていたんですよね。どうせなら、ニンテンドー3DSでこの作品をリリースしてくれたら良かったのに。全国大会できなくてもいいから。
最近は、オープンワールドゲームという言葉を耳にします。
ラリーを扱ったゲームなんてどうなんだろう?既にあるのかな?
道無き道を行くって面白そうじゃないですか?
あったら遊んでみたいな。
映画「オーケストラ・クラス」を観ました
音楽に触れる機会の少ない子供たちに楽器を無償で贈呈(!)し、プロの音楽家が指導するというフランスの教育プログラムを題材にしたお話。
音楽を題材にした映画を観たいと思っていたところで、この作品を見かけ、今回鑑賞してみました。
バイオリニストとして挫折した人が、小学生に教えることで自分も音楽に喜びを見出していく、というのが粗筋です。テーマとしてはありがちだけど、王道的でもあるので、優しい気持ちになって純粋に楽しめるかなと期待した作品なんですが、実際に鑑賞してみると想像とはちょっと違いました。
全体的に絵が暗いというのもあるのだけど、何となくドキュメンタリーのような印象を受けます。この映画を観終わった後に予告編を見てみたのだけど、予告編はとてもエモーショナルで、多分、実際の映画では大分淡々とした印象を受けるんじゃないかな。
ただ、着飾ったものではなく、それだけ現実味を帯びているとも言えます。
前半の演奏シーンは中々キツイものがあるし、子供たちが訳も分からず言い争うので、先生同様イライラとはします。でも、その分ラストの演奏が映えますね。とは言え、前述の通り淡々としているので、ラストの演奏会もそれほど盛り上がる感じではありませんでした。
面白くないという訳じゃないのだけど、ちょっと残念、というところでしょうか。
もう少し音楽を聴きたかったです。
それだけなのかね?
ライオンズも4戦全敗したけど、日本シリーズではジャイアンツも4連敗。
ポストシーズンでホークスに土をつけたのはイーグルスだけという有様でした。
それを受けて、セリーグもDH制度にした方がという話が出てきたらしく、それに反対しているのはカープだけということらしい。
一つの要因かもしれないけど、これだけで片付く問題ではないんじゃないかなと思うんですよね。DHってずっと前からあるし、その頃からセリーグがずっと負けてるわけじゃなかっただろうし。
ちなみに、DHというのはピッチャーが打席に立つところを打撃専門の打者が立つこと。指名打者のことです。
そんな風にモヤモヤしていた中、納得したのがこちらの動画。
メジャーリーグのことはよく知らないけど、向こうではDH制度のあるリーグとそうでないリーグの覇者同士が戦うワールドシリーズ戦績で偏った結果になっていないらしい。
これってDHはあまり関係ないんじゃ?と思えてきます。
思い返してみると自分がライオンズ(パリーグ)を応援し始めたのは、こういうところにも理由があるんですよね。
若い頃はベイスターズ(セリーグ)を応援していたんですけど、球団の方針や選手起用なんかに不満を持ち始めたところで、地元球団(ライオンズ)の観戦をしてみたら各球団の力関係も含めて、パリーグは野球自体が面白いし、ファンサービスという点でも良かったんですね。
興味がある方は、是非動画をご覧になってみてください。
個人的には、セリーグが勝てないのはDHのせいでなく、もっと根本的なところにあるんじゃないかと思います。
映画「見知らぬ乗客」を観ました
この作品とは関係ない小説を読んだ時に知ったタイトル。
たまたま金曜レイトショーで取り上げられていたので、今回鑑賞してみました。
いわゆる”交換殺人”がテーマです。
殺人が起きて警察が調べる場合、状況にもよるでしょうけど、被害者の交友関係を調査しますね。この人物を殺害するに足る動機のあるものは誰か?と言うことです。動機がなければわざわざ殺人など犯すはずがないわけです。
このお話では、その動機の部分をクリアすれば疑われないだろうと言うことで、全くの偶然で知り合った乗客同士が会話をしていくと、お互いに殺したい相手がいることが分かり、それを交換してはどうかと言う話になるのです。お互いがアリバイを作っておき、関係ない人間が殺せば捕まらないだろう、と。
でも、この話を聞いた時、面白いと思いはしたものの、相手の素性も分からない人間を信用して殺人までできるの?と言うことでした。自分が殺人を犯しても相手が一向に行動しない場合もあるし、それをネタに揺すられる可能性だってあるじゃないか。
この辺はきちんとクリアされているので、映画を見て欲しいなと思います。
交換殺人を提案してきた方(ブルーノ)が、一方的にもう片方(ガイ)の殺したい人を殺害し、次はお前の番だと迫ってくる様子が怖くて不気味です。おまけにずる賢く、追い詰めようとしてくるので、結末までどうなるのだろうかと目が離せませんでした。
後味の悪い終わり方ではないので、ある程度スッとするのですけど、最後までブルーノにイライラとさせられるので、人によっては後味が悪いかもしれない。
とはいえ、ミステリとして面白いので古い映画ですけど、機会があれば是非ご覧ください。
採血の結果が妙
外来へ行ってきました。
だいぶ安定してきたということで、前回から一ヶ月以上の間を空けての外来だったわけですけど、特に体調も悪くなく、むしろ膝や踵にあった違和感も消えてきたので、更に良くなりつつあるような気もします。
これから難病申請の更新手続きがあるので、次は更新できないんじゃないかと心配になるくらいです。今よりは福祉手当が下がっても良いけど、もしもの場合の医療費限度額は確保しておきたいなあ。
現在の外来の流れは、朝一に採血して、その結果を見ながら主治医と問診。
特に異常がなければ、その次の外来までの薬を処方してもらう、という流れなんですが、今回はちょっと違いました。
開口一番「最近、ハードな運動した?」と尋ねられました。
駅の階段を駆け上がったくらいだけど、別に息が切れたわけでもないし、特段ハードでもない。ダンベルでトレーニングしているけど、それほどハードでもないし、前回の外来の時からしていることなので、今回改めて申告するほどでもない。
主治医曰く、「CP値が上がっている(悪化している)ので気になる」
聞くところによると、細胞が壊れたりすると上がる数値らしく、例えば、マラソンなんかをすると上がるらしい。心筋梗塞の話も出ました。そういえば、最近胸のあたりが時々チクチクと痛いけど、頻度としては高くないです、と伝えました。
結局、その他の値は正常値なので様子を見ましょう、ということになりました。もう少し詳しく血液検査してみるとも言ってましたが、原因が分からないのが気になると言う話でしたね。年末に向けて、ちょっと心配ごとが増えたなあ。
それから、インフルエンザの話をしてきました。
風邪薬が飲めないので、インフルエンザに罹ったらどうすれば良いのか、と尋ねてみたところ、普通の方が受けるような薬を飲んでも大丈夫だそうで、ワクチン注射をしても大丈夫、とのこと。ただ、免疫を抑える薬を常に飲んでいるので、あまりワクチンは効き目がないかもしれないそうです。
もう一つ、バリウム。
健康診断でバリウムか胃カメラか、と言う話になっていたのですが、結局今回はバリウムを試すことにしました。一度も飲んだことがないし、色々と聞いてみるとカメラの方が辛いようなので。でも、私が入院中に受けた胃カメラ検査は口からだったのだけど、鼻からの胃カメラもあるそうです。口より辛いのかどうか分からないけど、バリウムが想像以上に辛かったら、次回は鼻から胃カメラを試してみようかなと思います。
年末にあと一回、外来を受けます。
無事に年を越せますように。
カインは残った
ライオンズでFA権を取得した選手、特に投手は大抵どこかへいってしまうのだけど、今回十亀投手はFA宣言をした上で残留するとのことでした。
出て行ってしまうのが常だし、十亀投手の場合、ホークスに恐ろしい天敵がいるので、セリーグに移籍するんだろうなあと思っていたから、驚くとともに嬉しい限りです。
今シーズンの成績見れば、そんなに喜ぶことでもないのではと思われるかもしれないけど、FA流出が恒例となっているチームからすれば風向きが変わったのかなと思わせるものがありますし、数年前、チームの勝ち頭だった時は、登板と観戦日がよく重なり、たくさん勝ち試合を見せてもらった投手でもあるのです。(その年に十亀投手のタオルを買った)
秋山選手はメジャー挑戦ということで、今年も主力が出て行ってしまうけど、来年以降も少しでもライオンズに残ってくれる選手が増えてくれると良いなって思います。
ゲームとその音楽の進行
ゲーム音楽を作る時、そのシーンや意図に合わせた音楽を作る、というのは普通のことだろうと思います。怖がらせたいシーンでは怖い曲だったり、楽しいシーンでは楽しい曲だったり。
また、ゲームの場合はプレイヤーに音楽の演奏時間が委ねられているので、基本的にはループさせることを前提に作っていくわけですけど、ゲームの進行上「音楽を途切れさせずに遷移したいけど、演奏時間が確定できない」というケースもあるわけです。
先日リリースされた”リーメベルタ・ノア”では、全編の音楽を担当したわけですが、本作品のある場面で、上述のような”曲の進行をゲームの状態によって変更する”処理をしています。
シーンが切り替わった瞬間に別の曲へ変更すると曲の断裂が顕著です。音楽プレイヤーなどで曲を聴いている最中に、別の曲に切り替えた感じですね。そういうことも考えたんですけど、制作チームさんから「拍や小節に同期して音楽を遷移させる仕組みがある」と教えていただき、それならば、とループと変更させる部分を工夫して、より自然に曲が流れるようにしたわけです。
どのシーンなのか、ここには書きませんけど意識していないと結構分からないものじゃないかなあと思ったりするけど…どうでしょう?
ゲームの進行に合わせて音楽の質を変更していく手法は、結構昔からありますね。
ストリートファイター2では、体力が減ってくるとテンポが上がるとか。FC版ドラゴンクエストでは、洞窟に潜れば潜るだけテンポと音程が下がるとか。FF6のラスボスBGMもそうだったかな?今回のリーメベルタ・ノアで取った手法はFF6と同じですね。ある小節に来た時、ゲームの進行具合をチェックしてAパターンに移行するかBパターンに移行するか決める。
こういう手法、ゲーム制作者さんからするとやっぱり興味深いものらしく、取り入れたいという方は少なくないんじゃないかなと思います。音楽を作る方としても、できる限りそのゲーム作品に寄り添いたいと思うものですし、正にゲーム音楽ならではというものでもあるので、純粋に面白そうだと感じます。
ただ、具体的に発想するには音楽の知識がある程度必要になると思いますし、作曲するにしてもちょっと変わったアプローチになるのかなとも思います。”ゲーム音楽作家”という能力が必要というか何というか。
とはいえ、技術が上がってきてこういったことができるようになるのは、とても興味深く楽しみなことでもあります。
基本的にはプログラマさんと相談、ですけど今後ゲーム音楽を作る機会があれば、そういったことも含めて色々とトライしてみたいなあと思います。