誰かさんの不思議

音楽活動の合間に感じる不思議なことを雑談しています。

ラテックス・フルーツ症候群?

6月下旬にも突然喉が痛くなってそのまま発熱したことがあったのですが、つい先日、また同じように突然喉が痛くなってそのまま発熱し、しんどい思いをしました。

 

何の前触れもなく、喉が痛いなあと感じた翌日には喉が焼き切れそうな痛さになって、全身がだるくなりそのまま発熱。潰瘍性大腸炎のために風邪薬も飲めないので、ひたすら水をたくさん飲んで早く寝るという治療しかできないのですが、大人になってからはほとんど風邪もひかなかったし、一晩で治る回復力には自信があったんですよね。

 

ステロイドはもう飲んでないので副作用もないだろうし、突然襲われるのも釈然としない。で、色々と思い返してみると、喉が痛くなるきっかけってバナナなんですよね。

 

お昼にバナナを食べ終わった後、何となく喉に違和感が出てきて、夕方には少し痛くなり…という流れが6月にも今回にもありました。

 

でも、バナナにそういうアレルギーみたいなものってあるんですかね?あまり聞いたことがないし、入院前はバナナを食べても平気だったんだけども。

 

そんなわけで、ネットで調べてみると、どうやら「ラテックス・フルーツ症候群」という症状があるらしい。

 

www.meiji.co.jp

 

バナナ以外にもキウイとかパイナップルで症状が現れたりするようですね。

 

う〜ん、どうなんでしょうね。単なる偶然にしてはタイミングが合いすぎているような気もするけど…退院後に食物アレルギーになった、なんてことがあるものなのかな?

 

まあ、絶対に食べなければいけないものでもないので、今後はバナナは避けようかと思うんですけど、この病、バナナは割と「おすすめ食材」なんですよね。

 

数少ない「食べていいもの」から一つ減るのはキツイなあ。

マジック

先日、今シーズン二度目の野球観戦へ行ってきました。

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試合はホークスが負けて、ライオンズが勝ったので、写真の通りマジック9が点灯。スクリーンにこういう表示が出るとは思わず、急いで撮影したのでボケてますけど、M9はクッキリ見えるからいいかな。ちなみに、マジック9というのは、あと9回勝てば2位のチームが全勝しても優勝決定、ということ。でも、ライオンズの残りゲームは9なので、プレッシャー云々はあまり関係ないかなあ。

 

前回の観戦同様、今回も終盤で平井投手が打たれて同点とされ、延長戦に突入しました。最終回にクローザーの増田投手が出てこなかったので、何かアクシデントでもあったのかと思ったんですけど、試合後の監督インタビューを聞くと疲労のため休養なのだとか、ここまできたらスクランブルのような気もするけど、どうなんでしょうね。疲労で言ったら平井投手の方がお疲れのような気もするけど…このところ失点が目に付くし。

 

試合は相手のエラーでサヨナラという何ともあっけない幕切れでしたけど、内容に関わらず勝たないと明日はないような状態なので、とりあえず良かったですかね。

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写真は秋山選手のボブルヘッド人形。

今回は人形付きチケットを購入したので、その写真なんですが、思ったよりしっかりしてますね。ボブルヘッド人形って初めて見た。

 

流石に残りの試合を全勝する、というわけにもいかないし、最後まで分からない状態ですが、クライマックスシリーズ進出は決定したので、チケットが取れればそちらも観戦したいですね。昨年はクライマックスシリーズ観戦では、今井投手の敗戦だったので、今度は勝ち試合を観たい。

 

昨年はレギュラーシーズンを制したものの、クライマックスシリーズでホークスに負けて日本シリーズには進めませんでした。

 

例年通り主力が抜けたにも関わらずこの位置なので、今年こそ是非。

そして退院へ

4月15日に退院しました。

入院した時は退院まで一月ほどかかると言われたけど、結局1.5ヶ月ほど入院していたことになりますね。

退院までの経緯はこちら。

natural-wings.hateblo.jp

今まで大病を患ったこともなく、入院ももちろん初めてのことでしたが、何と言うか、手術台には上がらなかったものの、病院を堪能した1.5ヶ月でした。脳梗塞で一時的に移った集中治療室なんて中々入れるものじゃないよ。入りたくないけど。

 

また、今回患った潰瘍性大腸炎という病は、原因不明の難病らしく、元気な人でも突然かかるらしいです。個人的には健康には気を使っているつもりだったので、入院の時に軽くショックを受けたものですが、そういうことなら仕方ないですね。色々な人に気をつけてください、と言いたいのだけど、気をつけようがないので何とも。

 

退院に先立って、色々なお話をいただきました。

痛み止めを飲んではいけない(バファリンとかロキソニンとか)という話やこれから一生お付き合いする薬の話、そして食生活について。

 

基本的には、腸が弱っている状態なので、それを刺激する食べ物や飲み物を摂ってはいけないということでした。お酒はもちろん、カフェインの入ったコーヒーや炭酸、冷たいもの、海藻やキノコ、とうもろこしなど水に溶けない食物繊維を含む食べ物に加えて、脂質の多いものにも気をつけなければなりません。

 

唐揚げやトンカツ、天ぷらはもう食べられないのは仕方ないとして、今まで考えもしなかったほど、世の中に出回っている食べ物の多くは結構な量の脂質が含まれているんですよね。

 

そりゃあ、こういうことに気をつけないで好きなものを食べていれば肥満にもなるってものですよ。太りやすい体質の方は本当に気をつけてくださいね。

 

入院中、当たり前のことながら看護師さんにはお世話になりました。

 

特に、入院したばかりの頃は食事の代わりに24時間点滴だったので、夜寝ているところにも点滴を変えたり確認に来ていただいて、大変だっただろうと思います。また、病気で塞ぎ込まないようにという配慮からでしょうか、色々と声をかけていただいたことも今となっては良い思い出です。

 

こんな風に、看護師さんたちに対しては良い思い出しかないのだけど、入院中ストレスになったことがありました。

 

それは他の患者たち。

 

私が若い部類に入る4人部屋で、私が退院するまでの間、他の部屋では何度か出入りもあったのですけど、看護師さんに毒づいたり、医師の言いつけを守らなかったりする老人の言動が、まあ、中々のものでした。

 

ガーゼが1枚足りなくて取りに戻った看護師を罵倒する老人。

夜中に点滴の様子を見に来た看護師を怒鳴りつける老人。(その声で夜中目が覚めた)

手術の成功率を上げるため、食事制限を促すも夜中にこっそり食べている老人。

キャバクラか何かと勘違いしている老人。

などなど

 

看護師さんのほとんどは女性だったけど、メンタルの強さは尊敬に値しますね。私だったら多分キレてる。私が入院していた期間だけでもこの有様なので、長く看護師を勤めている方にはもっと辛いこともあるんじゃないかな。私の隣の部屋にいた患者がそれはそれは酷くて、その方が退院した時「お疲れ様でした」と担当の看護師さんに声をかけたものです。

 

その看護師さんも、こんなことじゃいけないんだろうけどと前置きした上で、毎日腹が立っていたというお話をしてくれました。看護師さんだから、お金をもらっている仕事だから、という方もいるかもしれないけど、まず人間であるということを知ってほしいものですが…歳を取るとそうなるものなのかね。

 

途中で転科した脳卒中集中治療科の方が落ち着いていたけど、部位が部位だけに、そういう気力がなかったのかもしれない、比較的若い人が多かったというのもあるかなあ。

 

そう考えると、割と年配の方の方が我慢できないというか、傍若無人な感じがする。個人差はあるんでしょうけど、私からすると、手術の成功率を上げるための約束を守らないとか、体調を考えて提供される食事を摂らないでお菓子を食べてるとか、考えられないことです。早く退院して、何かを成したいということがないのだろうなあ。

 

私の場合、あまり長いこと入院したくないというのはこれでしたね。

自分を回復させようとしている人に対して、どうして罵声を浴びせるのか?約束を守れないのか?第一、自分よりずっと若い女の子に当たり散らして恥ずかしくないのか?と問いたい。

 

…何だか文章を書いていてイライラしてきた。

 

入院で得た教訓としては、歳を取っても相手を尊重できる人間でありたいということです。あんな老人にはなりたくないな、と。

 

退院直後は、体力の低下から階段の上り下りで足が震えたり、妙に疲れたりしました。常に小腹が空いている感覚もありましたね。

 

今は体重も55kgまで戻り、入院前ではないけど、そこそこ戻った感じです。筋力は入院前の量まで戻ったので、体脂肪率が10%くらいになりました。(もっとも落ちたのは8.2%)脂質が摂れないので脂肪が増えず、プロテインを飲んでいるため、筋肉量だけは増えるのですな。

 

入院中に元号が変わったり、イチローが引退したり。

時代の変わり目もあったので、忘れられない入院となりました。

 

まだ色々と言いたいことはあるけど、担当してくれた主治医、看護師のみなさん、見舞いに来てくれたみなさん、その他、退院まで待ってくれたゲーム製作者さんに感謝します。本当にありがとう。

 

特に、脳梗塞で倒れた時、処置が的確で迅速だったから今、生きているのだろうと思うと当直の看護師さんは文字通り命の恩人かと思います。(倒れた時、まず頭を守らなくちゃと私を抱きとめてくれたそうです)

 

運よく助かった命を無駄にすることないよう、これからも後悔することなく、生きていこうと思います。

 

音楽、頑張ろう。

ゲーム用音楽素材の無料公開を考えているのですが

先日、音楽を担当したフリーウェアがリリースされました。

www.youtube.com確か、当時、新しくオーケストラライブラリを購入したばかりでのタイミングだったので、それを使い、親しみやすい音楽を作ってみようという気持ちで取り組んだ記憶があります。

使ったのは以下のライブラリ。

www.ikmultimedia.com

派手さはないけど、各楽器を合わせた時の響きは相変わらずキレイで、そのまま打ち込むだけでも結構良く鳴ってくれる素晴らしいライブラリ。ただ、ポップスなんかには合わせにくいですかね。また、木管の音色が少々使いにくいというか、自分の好みとは少し違っています。

 

今回ご紹介するゲーム作品では、基本的にこのライブラリを使ってオーケストラサウンドを奏でているのですが、製作者さんのご好意もあって、本作のBGMをゲーム用の音楽素材として無料公開できることになりました。太っ腹ですねえ。

 

ただ、ここで問題になってくるのが公開する場所でして。

 

ニコニ・コモンズで結構な数の音楽を素材として配布しているんですけど、今回はループ前提で作っているので、ツクールだとか、できればゲーム製作者さんが覗きそうなサイトに投稿したいなあと思うのです。でも、最近はそういうサイトがあるのかどうかもよくわからない。

 

配布ページを自前で作って公開する方法もあるけど、今日日、訪問してくれる方なんてたかが知れてるだろうし難しいところです。

 

どういう風に公開すれば役に立つ機会が増えるのだろう?

 

ゲームのダウンロードはこちらからどうぞ。

当然無料です。

alis.to

 

ここ最近のこと

数カ所からご依頼いただいていた音楽制作もひとまず終わりました。

 

音楽と一緒に作品が公開されるのはもう少々先の話になりますが、リリースの際はこちらでもご紹介したいと思いますのでお楽しみいただければ嬉しいです。

 

さて。

 

現在は、中断していた12thアルバムの制作を再開しています。

今回は物語を音楽で表現してみたいという気持ちがありまして、各楽章に添える文章を推敲しているのですけど、これが結構難しい。細かく描写すると、音楽の効果が薄れてしまうし、言葉が少ないと何だか分からない。

 

また、お話には原作があるので、それを知る方にも楽しんで欲しいという気持ちもあるし、知らない方は原作に興味を持っていただけるようにもしたいのです。

 

音楽のスタイルとしてはピアノとオーケストラを予定してまして、表情豊かにピアノを演奏したいと思っています。即興演奏に近いものとオーケストラが一緒に演奏するなんてほぼ不可能でしょうし、オーケストラを想像しながらピアノを演奏するのも、あたかも演奏で指揮しているようで、想像するとワクワクします。

 

私のようなへなちょこピアノ演奏でもライブラリのオーケストラは文句言わないので、思い切りできますしね。

 

11月下旬にAPOLLOというネットの音楽即売会があります。

booth.pm

 

今年は、M3の出展もないのでこちらでリリースできれば、と思っています。

 

頑張ろう。

生死について考える時間

前回は、脳梗塞になった理由のお話でした。

natural-wings.hateblo.jp

 

自分の預かり知らないところで、色々なことが起こった結果、運よく一命を取り留めたのだけど、転科された脳卒中集中治療科のベッドの上で、色々と考えさせられました。

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写真はベッド脇の窓から。

 

もしもあのまま亡くなっていたらどうなったのだろう。

 

倒れた日は退院の直前だったし、その日に退院することを関係者の方々へ連絡してあったので、きっと驚くだろうなあ、と思ったり、当時は音楽制作の依頼も入っていたので、「死んだので辞退させてください」と連絡もできないし、大分困らせてしまうなあと思ったりしたものでした。

 

ただ、自分の人生はどうだっただろうと考えた時、後悔の念は全く感じませんでした。もちろん、やりたいことや実現したいことはたくさんあるのだけど、それでも充実はしていたな、と。頭は痛くて吐き気はしていたけど、意識も朦朧としていたので、文字通り死ぬほど苦しい状態でもなかったし、あんな風に亡くなるなら悪くないかな。

 

多分、多くの人が死を恐れているのだと思う。

 

誰もが経験するけど、体験談を話せない死というものに対して、儚さや切なさ、人によっては甘美なものとして色々な芸術作品の題材になったりもします。

私も5thアルバムで取り上げたことがあります。

natural-wings.net

 

当時はこういったテーマを扱うことに、ある種の申し訳なさを感じていたものですが、今回の体験で大分身近なものになったと言いますか、空想のものでなく、現実的なものとして受け取れるようになったかなと思います。

 

夜眠れば、当たり前のように朝が来ると思うけど、人って本当にいつ亡くなるか分からない。ちょっとした偶然が重なって、昨日まで元気だった人が今日は息してないということだってあるかもしれません。とはいえ、必要以上に死を恐れると今度は生きにくくなりますね。

 

誰にでもいつか訪れる死を快く迎えるにはどうするか。

昔から考えられていた話ですけど、ニーチェの言葉にこんなものがありますね。

 

「人が死を受け入れるのは難しいことだけど、一生のうちに、一度でも心から生きていて良かったと思えることがあったなら、その人の人生は良いものだったと言える」

 

自分の感覚だと、三途の川も走馬灯もなく、いつの間にか意識がなくなり、いつの間にか意識が戻っていたので、死に直面した時には、多分、後悔する時間なんてないと思います。(意識があったとしても朦朧として頭が働かないと思う)

 

その時を安らかに迎えられるよう、今日できることは今日のうちに、成したいことを実現するためのことは少しでも前へと進めたい。

 

ベッドから窓の外を見ながら、そんなことを考えた数日間でした。

 

natural-wings.hateblo.jp

今シーズン初観戦

先日、野球観戦へ行ってきました。

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毎年、シーズンが始まると毎月一度は観戦へ行っていたのですが、今年は入院してしまったこともあって、今回が初観戦。来月にも観戦へ行く予定なので、今シーズンはこの2回だけになりますかねえ。CSや日本シリーズは分からないけど。

 

今回はスタジアムの周りが色々と改修されたので、その辺りも見物してみようと少し早めに行ってみました。

 

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写真は室内練習場の見学デッキから。

今までの室内練習場は狭かったらしいのですが、どこにあるかもよく分からなかったし、ファンが見学できるスペースもなかったらしいんですよね。

 

流石に試合前の上、第二球場では練習試合中なので、誰もいませんでしたけど、こんな風に練習風景を観られるのは面白いかもしれないです。ただ、デッキ自体は狭いので、じっくり見る、という感じじゃないかもしれない。

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外周通路を歩いて座席に向かう途中で見かけたので、パチリ。

レンズを向けた途端にポーズを取ってくれるあたりが素晴らしいですね。どこの誰かは分からないけど、ライオンズのユニフォームを着ているからライオンズファンなのでしょう。ほっぺがキュート。

 

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座席からの風景。

今シーズンは観戦回数が少ないので、少しお値段の張る席を選んでみました。

ベンチの上あたりなので、選手がよく見えるし、特に球速の速さを感じます。この日、ライオンズ平良投手が最速を更新して浅村選手を三振にとったのですが、本当に速かったです。スタンディングオベーションでした。

 

結果はライオンズのサヨナラ勝利。

 

初観戦で勝てて良かったけど、個人的には髙橋光投手の10勝がかかっていたので、中継ぎが追いつかれた時は、正直言って大分ガッカリしました。来週はホークス相手なので、またキツイカードな訳ですし、ここで勝たせてあげたかったなあ。

 

延長戦の影響で帰宅したのは日が変わる寸前で、翌日も疲れからぼんやりしてしまっていたのだけど、久しぶりの野球観戦は楽しかったです。

 

気分転換もしたし、音楽制作頑張ろう。